どうも!ブランドクリエイターの中江です。今回は「コンテンツマーケティングとは|成果を出すためのコンテンツの作り方」というテーマでお話していきたいと思います。
「コンテンツマーケティング」という言葉は、普段、Webマーケティングの情報を耳に入れている人なら、聞いたことがある人も多いと思います。
コンテンツマーケティングというのは、要するに「理想の見込み客にコンテンツを提供することで出会い、自分(自社)の商品・サービスを買ってもらう」という、特にネットのマーケティング戦略のことです。
例えば、ビジネス英会話スクールを販売していて、この入会者を増やしたいとしましょうか。
この入会者の増やし方っていっぱいあるわけです。
例えば、もう既に入会している人たちに紹介料などを払うことで、知り合いを紹介してもらったり、あるいは広告やチラシを出して、集めてみたり。
これらの手法は見込み客の人との出会い方としては、お金を払って出会っているわけですね。
コンテンツマーケティングというのは「お金を払って出会う」というのが「コンテンツを提供して出会う」に変わります。
コンテンツを提供するというのは、ブログやSNSやメルマガやといったインターネットのメディアを使って、情報発信するということです。
インターネットのメディアって面白くて、「A」というテーマでコンテンツを発信したら、「A」というテーマに興味がある人をそのメディアで集めていくことができます。
今回のコンテンツマーケティングの目的は「ビジネス英会話スクールへの入会者を増やすこと」ですから、「ビジネス英会話」というテーマで発信すれば、自ずと「ビジネス英会話」に興味がある人が集まって来るわけです。
例えば、ブログで情報発信をするというのであれば、「ビジネス英会話」をテーマでブログ記事を書いていくことで、ネットの検索から「ビジネス英会話に興味がある人」が、そのブログにやってきます(詳しくは「SEO対策とは-SEO対策の基本を理解しよう」をご覧ください)。
「ビジネス英会話に興味がある人」は、普段から「ビジネス英会話」に関連する情報をネットの検索なんかを使って集めています。
例えば、「ビジネス英会話 フレーズ」という言葉でこんな風に検索しています。
そうすると、上からだーっと「ビジネス英会話のフレーズ」に関連する記事が出て来るので、それらのサイトをクリックして、記事を見ようとブログにアクセスしてきます。
「ビジネス英会話 フレーズ」というキーワードで調べている人たちが、月に日本中で5万人いるとします。
じゃあ、もし、自分の書いたブログ記事が、検索結果の1位に出てきたらどうなると思います?
統計では、1位に表示されるとクリック率が、全体の約30%以上になります。
なので、それだけで毎月、1万5千人以上も「ビジネス英会話」に興味がある人たちが自分のブログに足を運んでくれます。
そして、そのブログの中に、募集しているビジネス英会話スクールへの案内ページを作成してくれていたとします。
1万5千人も「ビジネス英会話」に興味がある人が、ブログに訪れてくれてるんですから、その内の半分の7500人が案内ページをみてくれたとします。
じゃあ、そのビジネス英会話スクールに入って見ようかなと思う人が出てきても不思議じゃありませんよね?
例えば、その内のたった1%の人が入会を決めてくれるだけで、75人が入会するわけですよ。
100人に1人くらいいけそうでしょ?だってその100人はビジネス英会話に既に興味がある100人なので。
これがコンテンツマーケティングです。
今回の場合で言えば、ブログ記事っていうコンテンツを提供することで、お客さんが自分(自社)の存在を発見してくれて、そして、ビジネス英会話スクールっていうサービスに申し込んでくれる。
しかも、これポイントなのが、広告と違ってほぼコストがかかっていないわけですよ。
インターネットでコンテンツマーケティングを極めていくと、こんな仕組みができちゃうというわけです。
今回は、そんなコンテンツマーケティングのことを詳しく話していきたいと思います。では、早速始めていきましょう!
1.コンテンツマーケティングとは
まずは、コンテンツマーケティングについてもう少し深く掘り下げて話していきたいと思います。
1-1.コンテンツマーケティングの意味
コンテンツマーケティングというのは、「理想の見込み客にコンテンツを提供することで出会い、自分(自社)の商品・サービスを買ってもらう」という、特にネットのマーケティング戦略のことです。
コンテンツを提供するネット媒体は特に問いません。何でもいいです。
ブログでも、Youtubeでも、Twitterでも、Facebookでも、Instagramでも、メルマガでも、LINEでも、どんなメディアでもいいです。
このマーケティング戦略の最大の特徴というのは、以下の3つにあります。
- 理想の見込み客が向こうから集まって来る
- 広告費をかけなくても、コンテンツに力を入れれば集客できる
- 自動化すれば、安定した集客の仕組みが作れる
この3つの特徴を見るだけでも、広告費を払ってお客さんを集めたり、紹介料を払って紹介してもらうという集客モデルとは全然違う、魅力があるのがわかると思います。
こんなことを書いている僕自身もブログやメルマガなどを利用して、コンテンツマーケティングを実践して、理想のお客さんが勝手に集まってくる集客システムを機能させています。
集客で営業とか、紹介とかは一切もらわずに、コンテンツマーケティングだけで集客しています。
やってることはシンプルですよ。ブログに記事アップしただけ。メルマガで記事を書いただけ。
で、何が一番変わったのかというと、もちろん自動化して、安定的に集客できるというメリットもあるんですが、コンテンツマーケティングを極めていくと、何よりもお客さんの質が大きく変わります。
というのも、発信するコンテンツというのは、いわば自分の分身だからです。
このコンテンツに専門的な知識だけでなく、自分自身の価値観や理念や、キャラクターなどを載せることで、そのコンテンツはWeb上で24時間働いてくれる、自分の分身になります。
で、集客の流れとしては、さっきのブログのように、まずそのコンテンツを見込み客の人に見てもらって、それに共感してもらったり、信頼してもらうことで、成約につながるという流れになります。
僕はホームページ制作を現在販売していますが、このホームページが売れている流れもそうです。
まず、ブログ上で、Web集客のことを中心に記事を書いていきます。
そうすると、最初に話した法則通り「Web集客」に興味がある人がこのサイトに集まってきます。
「Web集客」に興味があるという時点で、ビジネスを今やっている人もしくは、ビジネスをこれからやろうとしている人です。
そして、そうした人は僕のホームページ制作の見込み客になる訳ですね。
というのも、ホームページというのは、ビジネスを今やっている人もビジネスをこれからやろうとしている人にも必要なツールだからです。
まずは、ブログ記事で僕自身が「Web集客」についてのコンテンツを惜しみなく提供することで、「あ、この人はWeb集客に非常に強い人だな」という認知を生みます。
そして、記事の最後やメニューなどに、ホームページ制作へのサービスページへのリンクを貼っていると、その記事を読んだ何割の人かはクリックして、ページを見てもらい、制作実績などを踏まえた上で、申し込みしてくれます。
この申し込みの過程で、1ステップ、自分の分身であるコンテンツを介することで、自分と合わない人は来なくなります。
だって、そもそも何かしらコンテンツに共感したり、価値を感じてくれない限り、そのホームページ制作というサービスページは見ないからです。
そして、更にいうと、サービスページで、「こういう人にこのサービスはおすすめ」ということを打ち出しておけば、実際にそういう理想のお客さんが集まってきてくれます。
このコンテンツマーケティングの仕組みを生かすことができれば、非常に理想的な集客の仕組みを構築することができます。
1-2.コンテンツマーケティングのメディアの種類
で、コンテンツマーケティングを実践するメディアというのは、何でもいいといといいましたが、このメディアには種類があります。
それが集客メディアとコミュニティメディアという構造です。
- 集客メディア:新規集客メディア
- コミュニティメディア:関係性構築メディア
集客メディアというのは、まず、自分のビジネスの見込み客の人に自分の存在を認知してもらうためのメディアのことで、ブログとSNS(Facebook、Youtube、Twitter、Instagramなど)のことを指します。
例えば、先ほどビジネス英会話スクールのように、まずは、「ビジネス英会話」に興味のある人を集めていくメディアのことですね。
この役割を担うことができるのが、ブログとSNS(Facebook、Youtube、Twitter、Instagramなど)です。
いわば、新規集客のメディアで、集客するためにはこのメディアをまず育てないといけません。
そして、メディアの種類は集客メディアだけではなく、コミュニティメディアという種類もあります。
コミュニティメディアというのは、自分の存在を認知してくれた人と関係性を構築して、深めていくためのメディアのことで、メルマガとLINE@などのことを指しています。
コミュニティメディア(メルマガ・LINE@)は集客メディア(ブログ・SNS)と役割がそもそも違うんです。
コミュニティメディアには、見込み客を集めてくる集客の力はありません。
というよりも、集客メディアで集まった見込み客の人をメルマガなどに誘導して、登録してもらって、その登録者だけにクローズドで情報発信するという発信形態なんですね。
だから、ブログやSNSなどで発信していない、自分の理念や価値観や、より深いノウハウや情報を提供していくことで、信頼関係を構築していくことができます。
そして、信頼関係が構築できたら、そのメルマガなどでセールスに繋げるという訳ですね。
コンテンツマーケティングを極めるなら、この2種類のメディアは持っておいた方がいいというのは覚えておいてください。
1-3.コンテンツマーケティングにおいて一番重要なこと
コンテンツマーケティングで成功するために一番重要なことは何か。
これには色んな答えが出てくると思います。
自分が扱うメディアの基本的な使い方を覚えたり、各メディアでの集客のテクニックを覚えたり、目標設定をすること、情報発信のスケジュールを組むこと、まずはとにかくコンテンツを発信することなど。
で、僕は何が一番重要だと考えているかというと「コンテンツの質にこだわる」ことだと思っています。
うまくいっている人たちは、例外なく、この「コンテンツの質」に尋常じゃないくらいのこだわりを見せています。
コンテンツマーケティングというのは、そもそも、コンテンツを提供することで、お客さんと出会い、成り立っているマーケティング戦略な訳です。
コンテンツというのは、お客さんと出会うための最初の接点になる訳です。ここがしょぼかったら、その先にはなかなか繋がりません。
メルマガなんか完全にそうですね。
メルマガとかって例えば、100人の人のメルマガを登録していても、実際に熱心に目を通すのは、限られた2~3人だったりします。
登録時に送られてくる1通目のメールとかで「読むメルマガ」か「読まないメルマガ」か判断されたりします。
で、ポイントなのは「コンテンツの質にこだわる」ということは、今の自分の現状がどうであっても、誰でも取り組めるということです。
今の自分のコンテンツの質がどうとかって、気にする必要はありません。
たとえ質が低かったとしても、「コンテンツの質にこだわる」ということを意識するだけで、少しずつ上げていくことができるからです。
ブログ初心者の人が、もし、自分のブログを100万PVにしたいのであれば、100万PVにふさわしいブログ記事を書くということを意識しないと、絶対にその目標は達成できません。
今すぐ、100万PVという結果を手に入れるということは無理ですが、100万PVにふさわしいコンテンツを作るということは今からでも取り組めます。
その目標に見合う、それにふさわしい自分にならないと、望む結果はついてきません。
「ブログ始めたばっかりなんで…こんなコンテンツしかできないんです…」とかいって、ずーっとコンテンツ更新していても、多分、100万PVにはなりません。
後で、色んな事例を紹介しますが、大きな結果を手に入れている人というのは、例外なく、このコンテンツの質にこだわっているので、ぜひ、そこは意識してみてください。
ここがコンテンツマーケティングの成功を決める肝になっています。
2.コンテンツマーケティングで成功するためのコンテンツの作り方
では、続いては具体的にこのコンテンツマーケティングで成功するための肝である、「質の高いコンテンツの作り方」についてお話していきたいと思います。
2-1.質の高いコンテンツとは
先ほども言ったようにコンテンツマーケティングで成功するためには「コンテンツの質にこだわる」ということをやっていかないといけません。
「コンテンツの質」が高まっていけば、巻き込める人の人数が大きく変わります。
例えば、Youtubeで同じ100回の再生回数でも、質の高いコンテンツと質の低いコンテンツでは、そこから生まれるインパクト(チャンネル登録数、SNSでのシェア数、コメント数、売上など)は大きく変わります。
では、質の高いコンテンツというのは何かというと、僕は「熱を持ったコンテンツ」だと思います。
もうね、そのコンテンツを見たり、読んだり、聞いたりするだけで、「すげー」って心が動いてしまうようなコンテンツのことです。
まさにやけどするような感覚なんですね。触れるだけで「アツッ」っていう。
2-2.質の高いコンテンツマーケティングの事例
この質の高いコンテンツってイメージがつきにくいと思うので、質の高いコンテンツの事例を紹介したいと思います。
2-2-1.沈黙のWebマーケティング
出典:https://www.cpi.ad.jp/bourne/
まず、一番、最初は「沈黙のウェブマーケティング」っていうサイトですね。
このサイトは「Webマーケティング」のことについて情報発信しているサイトなんですが、発信の仕方が非常にユニークで、漫画にしてしまってストーリーで伝えているんです。
しかも、そんな個人が作ったちゃっちい漫画じゃなくて、かなり本格的なディティールにこだわった漫画です。
「今夜も俺のインデックスが加速する・・・!」
Web業界に誰もが知る伝説の男がいた。
彼の名は「ボーン・片桐」。数多のWebサイトの集客を再生してきた謎のWebマーケッター。
オーダー家具「マツオカ」の社長の一人娘であるめぐみは、彼に自社サイトに課せられた「SEOペナルティ解除」を依頼するのだが・・・!?
ストーリーは全9話で、非常に面白くて、Webマーケティングを学んでいる人にとっては、非常に勉強になるサイトです。
「Webマーケティング」のことってこのサイトが出て来る前までは、かたーくかたーく体系立てて、きっちりとした文章で情報発信しているサイトが多かったんですが、その既成概念をぶち壊してくれました。
このサイト、話題が話題を呼んで、SNSでは数万人がシェアして、さらに言えば、書籍化されて、Amazon総合ランキング1位を獲得して、今では第二シーズンの「沈黙のウェブライティング」を開始しています。
このサイト、たった9話で、これだけの話題を作ってしまったんですよね。
これブログ記事に置き換えると、たった9記事ですよ。9記事で、これだけの人にシェアされて、書籍化まで決まってていうことはまぁ、ないと思います。
コンテンツの質が高いとこういう結果をもたらすことができます。
2-2-2.俺株
出典:http://orekabu.jp/
では、続いては「俺株」というサイトですね。
これは「株式投資」についての情報発信しているサイトで、特徴としてはイラストを使いながら、非常に体系だったわかりやすいコンテンツを提供しています。
サイト説明はこんな感じです。
株初心者の龍之介と桐乃とともに、株式投資について楽しみながら学んでいきましょう。いつもネガティブ思考の龍之介と、超ポジティブシンキングの桐乃が、伝説のトレーダー桜井にスパルタ教育を受けながら株について学んでいき、読み進めれば自然と株の知識が身につく内容となっております。
株に興味はあるけど、損したらイヤだなぁ…なんて不安は初心者なら誰しも思うことです。しかし正しい株の選び方や過去の事例を学ぶことで、利益は必ず上げることができます。
当サイトでは株についてまだ何もわからない方へ、「株を楽しみながら学ぶ」「自分に合った投資スタイルを見付ける」「株初心者でも簡単に利益を上げる」をポリシーに掲げ運営しております。
このサイトは、沈黙のウェブマーケティングとは違って、漫画ではなく、ちゃんとしたブログ記事として構成されているので、ブログをされている方にとっては非常に参考になるサイトだと思います。
特に記事内の細部を見た方がいいですね。文字の強調の仕方、文字の色使い、画像の使い方なんかが絶妙なバランスで使われています。
ブログ記事の伝え方の基本は、分かりやすさですからね。そういう意味でもとても参考になると思います。
2-2-3.バズ部
出典:http://bazubu.com/
さて、続いては「バズ部」というサイトです。
これもまた「Webマーケティング」のことを発信しているサイトなんですが、このサイトは、僕が「質の高いコンテンツとはこういうものだ」ということを初めて教わったサイトです。
質の高いコンテンツとは、「熱を持ったコンテンツ」だとさっき書きましたが、まさに熱量を込めて1記事1記事書いているという印象です。
装飾やデザインは前の2つのサイトに比べて、シンプルですよ。というか中をのぞいたら、ほぼ文字だけです。笑
でも、非常に情報量があって、専門的で、かつ分かりやすい。初めてこのサイトを見たとき「こんなサイト見たことない!」と思って、貪るように全ての記事読みましたからね。
質の高いコンテンツの特徴の一つって、その人のコンテンツを全て夢中になって、読んでしまうってことがあります。
そんなサイトなので、ぜひ読んで見てください。
2-2-4.NEXT STAGE~新田祐士公式ブログ
出典:http://mintia01.com/
さて、続いて「NEXT STAGE~新田祐士公式ブログ」というサイトです。
このサイトは、タイトル名から分かるように個人のサイトで、主に「ビジネス」についての情報発信をしているサイトです。
実はこの人は、僕がビジネスのことを勉強を始めた時に出会った、僕にとってのメルマガの師匠です。情報発信が何たるかを教えてくれた人だと思っています。
このサイトは、彼が発信してきたメルマガの過去のアーカイブスですね。
当時、勉強がてらに片っ端から100人以上のメルマガを取っていたと思うんですが、結局、最終的に僕の中で「読もう」と思った人は、この人だけでした。
とにかく、視点がユニークで面白い。
ビジネスのことを教えているんだけど、日常のこと、漫画のこと、映画のこと、物理のこと、数学のこと、とにかく色んなことと繋げて、情報発信をしてくれます。
登録した当時は、「まだ、夕方の6時にならないのかなぁ」と彼がいつも送って来るメールを心待ちにしていたほどです。笑
僕は気づいたら、彼が紹介している商品を買っていました。笑
2-3.質の高いコンテンツを作るための4つのポイント
では、最後に質の高いコンテンツを作るための4つのポイントというテーマでお話していきたいと思います。
この質の高いコンテンツの作り方というのは、ブログにも、メルマガにも、Youtubeにも、他のメディアにも全て応用が効くことなので、ぜひ覚えておいてください。
2-3-1.渾身のコンテンツを作ってみる
質の高いコンテンツというのは「熱を持つ」という話をしましたが、これを作るためには本当に熱を込めて、コンテンツを作る必要があります。
コンテンツ作成では「量質転化の法則」といって、「ものごとの質を変えたかったら、 量をこなすことが大事」ということがよく言われます。
だから「ひたすらコンテンツを作ってみろ」と。
でも、僕は、ただなんとなく、ぼんやりとコンテンツを作り続けていても、それは質には転化しないと思っています。
しっかりと、試行錯誤を繰り返しながら、時間をかけ、労力をかけながら、コンテンツを生み出し続けるからこそ、質に転化すると思います。
僕自身、このサイトを始めた時そうでした。
その当時は、2000字程度の誰でもかけるような中途半端な記事を300記事積み重ねても、それがいかに質に転化しないのかに気づきました。
最初思ってましたね。「300記事も書き終わる頃には、さぞやコンテンツ力がついているんだろう」と。
でも、1記事目と300記事目を見返しても大した変化はありませんでした。
中途半端にぼんやり積み重ねても、何も変わらないんだと実感しましたね。
そして、完全にやり方を変えて、その300記事あったサイトを削除し、1記事目に本気で取り組みました。
それがこの記事「差別化の意味とは|差別化戦略の方法と具体例を一挙紹介」という記事です。
僕はこの1記事を書くのに、インプットも含めて、24時間以上かけました。
この記事は「差別化」や「差別化戦略」で上位表示を達成して、毎月、アクセスを稼いでくれています。
人生で初めて、1万字の記事を書いたと思います。
で、そうすると、不思議なことに自分の中にあった「普通」の基準が変わるんです。
今までは、ブログ記事を更新したら、1時間半程度で、2000字の中途半端な記事を書くというのが、僕の「普通」でした。
でも、その1万字の記事を書いたことで、7~8000字程度のブログ記事を書くことが、ほぼ、何の苦もなくできるようになりました。
僕はコンテンツの質を高めるには、いかに自分の「普通」の基準を変えるかということが重要だと思っています。
そのためには、1回、次に作成するコンテンツは、24時間以上、今の自分が持てる全てを賭けてコンテンツを作成するという機会を持った方がいいと思います。
それだけ時間をかけて作成したものは、実際のクオリティー云々よりも、かけた時間と労力は、非言語で熱として伝わります。
これには確かに苦しみは伴いますが、一気にコンテンツの質を改善するための方法です。
2-3-2.質の高いコンテンツのモデルを見て分析
渾身のコンテンツを作成するにあたって、まずやるべきことというのは、質の高いコンテンツを実際にまず見るということです。
「質の高いコンテンツを作ろう」と思っても、質の高いコンテンツとは何かという基準が分かっていないと、中々いいコンテンツは作れるようになりません。
なので、まずは、自分が情報発信しているメディアで、自分が「すげー!」「こんな風なコンテンツを作りたい!」っていうモデルを見つけましょう。
5個もピックアップすれば十分だと思います。
そのメディアはもちろん自分が情報発信する分野と同じ分野でも構いませんが、違う分野でもいいと思います。
そして、ピックアップしたら、次は分析を行います。
質の高いコンテンツは、その「質の高さ」を実現している細部の理由が必ず眠っています。そこを自分なりに分析して、取り入れることで、飛躍的に自分のコンテンツの質を高めることができます。
分析するポイントは、「そのメディアはどの部分が凄いのか?」ということです。
もうね、これは1つではなくて、見たまま感じたままをどんどんメモに取ればいいですよ。
もし、「凄さ」がわからないという場合は、自分が「普通」と感じるメディアと比較すればいいですよ。
そして、「何が違うのか」ということを考えて、メモしてみる。これをやるだけで、大きな気づきが生まれてきます。
2-3-3.差別化のポイントを意識する
分析したらコンテンツ作成に入るんですが、そこで意識した方がいいのは「どうやったら他のコンテンツと違いを作ることができるのか」ということです。
「質の高いコンテンツ」というのは、例外なく「ユニーク」です。
つまり、同じテーマで発信するにしても、その他大勢には埋もれていない。
そういった部分を自分だったら、どうやって作っていくのかを考えるということですね。
そのヒントとしては、以下の3つのポイントをコンテンツ作成の際に意識するといいです。
- 専門性
- キャラクター性
- ユニーク性
質の高いコンテンツというのは、この3つのポイントのどこかが尖りに尖っています。
例えば、専門性っていうことで言えば、さっき紹介したバズ部なんかそうですね。
専門性というのは、一つのテーマを、どこよりも網羅的に、どこよりも体系的に、そしてわかりやすくというイメージですね。
ただ、専門性には弱点があって、それは競合する同じ分野には真似されやすくて、どこも得てして、似たようなコンテンツになってしまうということです。
コンテンツを作成するプレイヤーが増えれば増えるほど、そういう傾向が高まってきます。
キャラクター性というのは、沈黙のウェブマーケティングのようなキャラクターを使っているのもありですし、自分自身の人生を投影しているという意味で、NEXT STAGE~新田祐士公式ブログもそうですね。
沈黙のウェブマーケティングのような本格的なキャラクターは作成できなくても、コンテンツに自分自身を投影することができれば、大きな差別化に繋がります。
もちろん、そのキャラクターというのも、同じ分野で情報発信している人とは、あまり被らないようなポジションを見つけていく必要があります。
最後に、ユニーク性ですね。ユニーク性というのは「他にはない」という意味ですが、ここをいかに入れることができるのかを考える必要があります。
紹介する事例をユニークにするのか、自分のオリジナルの理論や主張を作って、ユニークにするのか、それともそのテーマで話す切り口をユニークにするのか。
同じ分野で同じメディアで情報発信している人を見たり、そのテーマについてインプットすることで、色んなアイディアが出ると思います。
要は、そういう人たちがやっていないことをやればいいので。
ぜひこの3つを意識しつつ、「どうやったら他のコンテンツと違いを作ることができるのか」ということを念頭に置いて、渾身のコンテンツを作ってみてください。
時間は目一杯取れるだけ取ったらいいと思います。自分が納得するまでコンテンツ作りに励んでみてください。
まとめ
では、最後に今回のまとめをしておきたいと思います。
まず、コンテンツマーケティングというのは、「理想の見込み客にコンテンツを提供することで出会い、自分(自社)の商品・サービスを買ってもらう」という、特にネットのマーケティング戦略のことだということをお話しました。
このコンテンツマーケティングを極めていくと、以下の3つの状態を実現することができます。
- 理想の見込み客が向こうから集まって来る
- 広告費をかけなくても、コンテンツに力を入れれば集客できる
- 自動化すれば、安定した集客の仕組みが作れる
具体的には、新規顧客を集めてくる集客メディア(ブログ・SNS)と、関係性を構築するコミュニティメディア(メルマガ・LINE@)を育てていくことで実現していくことができます。
そして、コンテンツマーケティングにおいて一番重要なのは、「コンテンツの質にこだわること」だという話もしました。
というのも、コンテンツというのは、お客さんと自分を繋ぐ最初の架け橋になるので、その品質が悪ければ、ビジネスに繋がらないからです。
目指していくべきなのは「質の高いコンテンツ」というのは「熱を持ったコンテンツ」だという話もしました。
「質の高いコンテンツ」を作るには、一度、自分が持っている全てを賭けるくらいの勢いで、コンテンツを作成する必要があります。
理想とする質の高いコンテンツの参考モデルを見つけて、分析して、「他との違いを生む」ということを意識しながらコンテンツをじっくりと作成します。
これを1度経験することで、コンテンツの質というのは飛躍的に向上します。
では、今回は以上になります。お疲れ様でした^^