「Facebook広告ってどんな広告なの?」「具体的にどうやって始めればいいの?」「効果的な広告運用のポイントが知りたい!」という方は意外と多いんじゃないでしょうか?
Facebook広告は、Facebook社が運営する費用対効果の高いインターネット広告です。
操作方法もそこまで複雑ではありませんし、広告未経験者でも運用していくことが可能です。
さて、今回は「Facebook広告」がテーマです。
Facebook広告はこれまで私自身、数百万円以上の広告費を投下してきて、かなり研究し、成果を出してきたインターネット広告になります。
例えば、これはメールマガジンの登録を増やすために運用したFacebook広告ですが「1人あたり117円」で、メルマガ読者を獲得することができました。
また、このサイトではFaceboook広告の記事をこれまでで「19記事」作成してきており、この記事が20記事目になります。
なので、今回の記事ではこれまでの集大成として
- Facebookとはどんな広告なのか?
- 具体的にどうやっては始めればいいのか?
- 効果的な広告運用のポイントは?
の3点に絞って解説していきたいと思います。
Facebook広告初心者の人でも分かるように記事は書いたので、ぜひ、ご覧ください。
では早速始めていきましょう!
Contents
1.Facebook広告とは
では、まずはFacebook広告とは何かということについて解説していきたいと思います。
1-1.Facebook広告の特徴
Facebook広告は、日本国内で2600万人のアクティブユーザーがいるSNSの「Facebook」が運営するインターネット広告です。
Facebook広告は、Facebookアカウントを開設するだけで運用することができ、ターゲティングの精度が非常に高いインターネット広告になります。
私自身もこれまで様々なインターネット広告を使ってきましたが、最も費用対効果の高い広告だと断言することができます。
広告費も1日100円からスタートすることができ、非常にリスクが低く、操作も簡単で、未経験の方でも結果を出しやすい広告になります。

参考記事2020年5月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ
1-2.Facebook広告の配信先
Facebook広告の配信先は
- Messenger
- オーディエンスネットワーク
の4箇所になります。
よくFacebook広告で勘違いされるのがFacebook内だけでしか広告が配信されないということです。
そうではなく、「Instagram」や「Messenger」や「オーディエンスネットワーク」にも配信されるんですね。
Instagramにも国内アクティブユーザーの数は3300万人もいますし、Facebookをアクティブに利用しない10代の層にも広告を効果的に配信していくことができます。
Messengerはメッセージアプリですね。
受信箱にこのようにFacebook広告を表示させることができます。
また、オーディエンスネットワークを使えば、SNSだけでなく、Facebook社が提携しているサイトやアプリにも表示させることができます。
日本国内へのリーチは2100万人にも上り、Instagramと合わせると、どれほど多くの人にアプローチできる広告かが分かると思います。
インターネット広告においては、このリーチ数というのは非常に重要で、リーチ数が多ければ多いほど、広告費が高騰しにくくなります。
他にもSNS広告で有名なのが、Twitter広告ですが、費用対効果が高い広告パターンが出ても、そもそもリーチできる層がTwitterユーザーだけなので、すぐに頭打ちします。
参考記事月間10億人にリーチ? Facebook Audience Network活用のメリットとは
1-3.Facebook広告の掲載場所
では、このFacebook広告が具体的にどこに掲載されるのかというと以下の通りになります。
Facebookでは、
- ニュースフィード
- Marketplace
- 動画フィード
- 右側広告枠
- ストーリーズ
- インストリーム動画
- 検索結果
- インスタント記事
の8箇所に表示させることができます。
ニュースフィードに表示される広告はこちら。
Marketplaceに表示される広告はこちら。
動画フィードに表示される広告はこちら。
右側広告に表示される広告はこちら。
ストーリーズに表示される広告はこちら。
インストリーム動画に表示される広告はこちら。
検索結果に表示される広告はこちら。
インスタント記事に表示される広告はこちら。
Instagramでは
- フィード
- 発見タブ
- ストーリーズ
の3箇所で表示させることができます。
Instagramフィードに表示されるFacebook広告はこちら。
Instagram発見タブに表示されるFacebook広告はこちら。
Instagramストーリーズに表示されるFacebook広告はこちら。
Messenger
Messengerでは
- 受信箱
- ストーリーズ
の2箇所に表示させることができます。
Messenger受信箱に表示させるFacebook広告はこちら。
Messengerストーリーズに表示させるFacebook広告はこちら。
オーディエンスネットワーク
オーディエンスネットワークでは、
- ネイティブ、バナー、インターステイシャル
- 動画リワード
- インストリーム動画
の3箇所で表示させることができます。
Audience Networkネイティブ、バナー、インターステイシャルに表示させるFacebook広告はこちら。
Audience Network動画リワードに表示させるFacebook広告はこちら
Audience Networkインストリーム動画に表示させるFacebook広告はこちら。
1-4.Facebook広告の種類
では、続いてはFacebook広告の種類について
Facebook広告には
- ブランドの認知度アップ
- リーチ
- トラフィック
- エンゲージメント
- アプリのインストール
- 動画の再生数アップ
- リード獲得
- メッセージ
- コンバージョン
- カタログ販売
- 来店数の増加
という11種類の広告があります。
それぞれの特徴と使い分けについては以下の記事で詳しく解説したので、簡単にそれぞれの特徴についてお伝えしていきます。


ブランドの認知度アップ
ブランドの認知度アップはブランドを認知して覚えてもらえそうなターゲットに絞り込んで出稿する広告です。
属性やアンケートのデータを元にターゲティングして出稿するという広告になります。
リーチ
リーチというのは広告を見た人を最大化することに焦点をおいた広告になります。
認知度を最大化したいときに使うのがおすすめです。
トラフィック
トラフィックは、広告の誘導先のページへのアクセス数を最大化するための広告です。
誘導したいページがあって、その閲覧数を伸ばしたいときに使いましょう。
エンゲージメント
エンゲージメントは広告に対する「いいね」「コメント」「シェア」などの反応を最大化するための広告です。
ユーザーの行動を引き出すときにおすすめの広告になります。
アプリのインストール
アプリのインストールは、アプリの利用を最大化するための広告になります。
アプリの利用者を増やしたいときには是非使いましょう。
動画の再生数アップ
動画の再生数アップは、広告素材として使用した動画の再生数を最大化することを目的にした広告です。
広告素材に使用する動画の再生回数を伸ばしたい時に使用するようにしましょう。
リード獲得
リード獲得は、Facebook専用のフォームでの登録を最大化するための広告です。
リード獲得は、とにかく登録者数を最大化したいときに非常に効果を発揮する広告になります。
メッセージ
メッセージは「Messenger」に出稿する広告のことです。
メッセージは、Messenger利用者で広告に興味を持ったユーザーに対して、メッセージを送り、やりとりを開始することができます。
コンバージョン
コンバージョンは「お問い合わせ」「メルマガ登録」といった成約を最大化していくための広告になります。
Facebook広告を通じて、明確に成約させたいものがある場合は、この広告を利用しましょう。
カタログ販売
カタログ販売はFacebook上で作成したカタログから商品購入につなげていく広告になります。
自社で運営しているネットショップの商品の購入に繋げたい場合はこちらの広告を利用しましょう。
来店数の増加
来店数の増加は実店舗への集客につなげる広告になります。
店舗集客に直接繋げたい場合は、こちらの広告を利用するようにしましょう。
1-5.Facebook広告のターゲティング
では、続いてはFacebook広告のターゲティングについて。
Facebook広告のターゲティングは大きく分けて
- コアオーディエンス
- カスタムオーディエンス
- 類似オーディエンス
の3種類があります。
Facebook広告のターゲティングについては以下の記事でも詳しく解説したので、簡単にまとめておきます。


コアオーディエンス
コアオーディエンスとは
- 地域
- 年齢
- 性別
- 学歴
- 収入
- ライフイベント
- 子どもがいるかどうか
- 交際ステータス
- 仕事
- 興味・関心
- 行動
- 言語
- 繋がり
といった属性で絞り込むというターゲティングの方法です。
Facebookは登録する際に、年齢や住んでいる地域や職業など、様々な個人情報を登録できるので、その情報を利用して非常に精度の高いターゲティングができるのです。
カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスは自社が保有している顧客情報(メールアドレスや電話番号など)を元に作成するオリジナルのターゲットのことです。
例えば、カスタムオーディエンスを使えば、自社で販売している商品Aを購入した人の情報を元に、ターゲットを作ることができます。
こうすれば、商品の購入者に対してだけ広告を出稿することができたりします。
カスタムオーディエンスについては以下の記事でも詳しく解説しています。


類似オーディエンス
類似オーディエンスはカスタムオーディエンスに類似した属性のターゲットのことです。
類似オーディエンスを使えば、商品Aを購入した人に近い属性を持つ人に絞り込んで、広告を出稿することができます。
この類似オーディエンスはFacebook広告を使う際に最も使うターゲティングになるので以下の記事を参考に使い方も覚えておきましょう。


1-6.Facebook広告のクリエイティブフォーマット
Facebook広告のフォーマットは
- 1件の画像または動画
- カルーセル
- コレクション
の3種類があります。
詳しくは以下の記事でも解説しているので、簡単にまとめていきます。


1件の画像または動画
1件の画像または動画ですが、Facebook広告の中で一番オーソドックスな広告フォーマットだと思います。
メインビジュアルが大きく
- 画像
- 動画
のどちらかを配置できる広告フォーマットになります。
カルーセル
カルーセル広告は、複数の画像 or 動画と見出しとリンクのセットを設定できる形式の広告フォーマットです。
コレクション
コレクションは、1つの広告で複数の商品を紹介することがでる広告です。
ネットショップの商品紹介をしたいときに使える広告フォーマットになります。
1-7.Facebook広告の料金の仕組み
では、続いてはFacebook広告の料金の仕組みについて解説していきたいと思います。
料金の仕組みに関しても以下の記事で詳細にお話ししたので、ポイントだけまとめておきます。


まず、大前提なんですが、Facebook広告は自分で設定した予算を上回って広告費が使われることはありません。
例えば、1日1000円だけ広告費を使いたいと予算を設定すれば、それ以上勝手に使われることはないので、安心してください。
最低1日100円から出稿することができます。
決済方法は
- 自動決済
- 手動決済
の2種類があります。
自動決済の場合はPaypalかクレジットカードでの支払いとなり
- 請求単位額に達した場合
- 毎月の請求日に達した場合
に決済がされます。
また、手動決済の方は、ネットバンクを通じて事前にFacebook側に振り込み、その振り込まれた広告資金の中で運用していく形式になります。
広告運用開始時に自動決済か手動決済か選択することができますが、最初に自動決済を選んで、途中から手動決済にするという切り替えはできないので、その辺は注意してください。
2.Facebook広告の運用方法
では、続いては具体的なFacebook広告の運用方法について解説していきたいと思います。
2-1.Facebook広告の出稿準備
Facebook広告を出稿するためには
- Facebook個人アカウントを作成する
- Facebookページを作成する
- Facebook広告アカウントを作成する
- ビジネスマネージャーを導入する
- Facebookピクセルを埋め込む
- カスタムオーディエンスの作成
- 類似オーディエンスの作成
の7つの準備が必要になります。
まずはこの出稿準備を一つずつ解説していきます。
Facebook個人アカウントを作成する
Facebook広告を運用するには、まずFacebookの個人アカウントを作成する必要があります。
なので、まだFacebookの個人アカウントを持っていないという人は以下の記事を参考にアカウントを作成してください。


Facebookページを作成する
次にFacebookページを作成しましょう。
Facebook広告は基本的に「Facebookページ」のアカウントを通じて出稿されます。
なので、Facebookページの作成が必要というわけです。
まだFacebookページを作成していないという人は作成しましょう。


Facebook広告アカウントを作成する
次に広告の出稿・分析には、Facebook広告アカウントも必要になってきます。
なので、まだFacebook広告アカウントを持っていないという人は以下の記事を参考に作成していってください。


ビジネスマネージャーを導入する
Facebook広告アカウントやFacebookページの複数管理にはビジネスマネージャーも必要になってきます。
なので、ビジネスマネージャーも導入していきましょう。


Facebookピクセルを埋め込む
また、Facebookピクセルも活用していきましょう。
Facebookピクセルを活用すれば
- 広告の成約のデータを正確に計測できる
- 特定のWEBサイトの訪問者をターゲットにできる
などのメリットがあります。
特に
- 問い合せ
- メルマガ登録
- 商品の購入
などの成約を目的にする広告にはFacebookピクセルの活用は必須になるので、以下の記事を参考に設定していきましょう。


カスタムオーディエンスの作成
では、次にカスタムオーディエンスも準備しましょう。
カスタムオーディエンスを作成することで
- 特定のリストにのみ広告を表示
- 成約したユーザーには広告表示を除外
することなどができます。
なので、まだ作成していないという人は以下の記事を参考に導入していってください。


類似オーディエンスの作成
では、最後に類似オーデェンスの作成について。
類似オーディエンスはカスタムオーディエンスに似た属性のターゲットのことです。
例えば、類似オーディエンスを作れば
商品Aを購入した人に似ている属性
というターゲットを作成することができ、最も費用対効果の高い広告運用をすることができます。
なので、類似オーディエンスも作成しておきましょう。


2-2.Facebook広告の運用のポイント
では、準備ができたら、最後に実際のFacebook広告の運用する上で知っておきたい
- 具体的な出稿方法
- 費用対効果を上げるポイント
- 広告マネージャーの使い方
- 最適なクリエイティブの作り方
- 領収書の発行の仕方
という5つのポイントについて解説していきたいと思います。
Facebook広告の出稿方法
まずは、Facebook広告の出稿準備が整ったら、実際に操作方法を覚えるためにも出稿してみましょう。
恐らく、一番使用する広告は
- 問い合わせ
- メルマガ登録
- 商品の購入
に繋げる「成約(コンバージョン)」を目的にした広告だと思います。
このコンバージョンを目的にした広告の流れを一通り設定して、出稿することができれば、操作方法という面では、他の広告も問題なく運用できると思います。
1日100円からでもいいので、まずは以下の記事を参考に実際にFacebook広告を出稿してみましょう。


費用対効果を上げるポイント
また、Facebook広告は当然ですが、結果を出すために、費用対効果を上げていくことも重要になります。
費用対効果を上げるポイントとしては
- 目標設定をすること
- 類似オーディエンスを設定すること
- 除外リストを設定すること
- 広告セットあたりの予算を抑えること
- 反応の悪い広告セットは随時停止すること
という5つのポイントがあるので、以下の記事を参考に学んでいってください。


Facebook広告マネージャーの使い方
Facebook広告は、Facebook広告マネージャーを使って運用していきます。
なので、Facebook広告マネージャーの使い方も一通り覚えていきましょう。
以下の記事で詳細に話しています。


最適な広告クリエイティブを作る
また、効果的にFacebook広告を運用していくためには
- 文字数
- 画像
という広告クリエイティブを最適化する必要があります。
広告クリエイティブの最適な文字数については以下の記事を参考にしてください。


そして、画像については以下の記事を参考にしてみてください。


領収書の発行の仕方
そして、最後に領収書の発行の仕方も覚えておきましょう。
個人事業主であれ、法人であれ、領収書は経費計上のために必要になるので。


3.Facebook広告のまとめ
いかがでしたでしょうか?
Facebook広告の基礎知識から具体的な運用方法までを徹底解説しました。
ぜひ、今後のFacebook広告の運用に生かしていってくださいね。
では、今回は以上になります。お疲れ様でした!