どうも!ブランドクリエイターの中江です。今回は「Facebook広告の費用対効果と結果を出すためのポイントを解説」というテーマでお話していきたいと思います。
「Facebook広告の費用対効果について知りたい…」「Facebook広告で成果を上げるためのポイントを知りたい…」という人は多いんじゃないでしょうか?
これまで様々なインターネット広告を運用してきましたが、僕は、Facebook広告以上に、費用対効果が高いインターネット広告を知りません。
つい最近でも「LINE@の読者数を増やす」ことを目的にした広告を運用していましたが、1日8000円使い、読者1人あたり「117円」で獲得することができています。
しかも、これ一度設定したら、あとは、ほったらかしです。
Twitter広告とかでも割と低い単価で読者を集められたりしますが、あの広告はリーチできる人数が少ないので、2~3日回していると、広告単価が高騰して、ターゲットの調整がさらに必要になります。
それと比べるとFacebook広告は、一度設定してしまえば、かなりの部分が自動化して集客することができます。
これ以上の費用対効果を出すのは、インターネットの他の広告では難しいでしょう。
なので、今回は、Facebook広告の費用対効果が高い理由と、費用対効果を上げるFacebook広告を運用するためのポイントについて徹底解説していきたいと思います。
では、早速始めていきましょう。
Contents
1.Facebook広告の費用対効果が高い5つの理由
では、まずはFacebook広告の費用対効果が高い5つの理由について解説していきたいと思います。
1-1.広範囲に広告出稿ができる
まず一つ目の「広範囲に広告出稿ができる」について。
インターネット広告において非常に重要になってくるのが、どれだけ多くの数の人にリーチできるのかという点です。
例えば、
- 最大で1000人にアプローチできる広告媒体
- 最大で1億人にアプローチできる広告媒体
では、明らかに広告の結果というのは変わってきます。
リーチできる人数が少なければ、それだけ出稿する広告の属性にマッチした人というのは少なくなります。
例えば、20代の女性で、海外旅行に興味がある人に広告を出したいとします。
もし、最大でリーチできる人数が1000人しかいない広告媒体ならその属性にマッチする人は20人しかいないかもしれません。
そうなると、その広告媒体にどれだけお金を払っても、最大でリーチできるのは20人になるので、最大でリーチできる数が少なくなれば、広告は非常に費用対効果が悪くなるのは理解できると思います。
そういう観点で言うと、Facebook広告は非常に広範囲に広告を出稿することができます。
Facebook広告は
- Messenger
- オーディエンスネットワーク
の4つのメディアで出すことができます。
Facebookは30代〜40代を中心に国内の月間ユーザーは2600万人もいますし、Instagramは10代〜20代を中心に国内の月間ユーザーが3300万人もいるメディアになり、メインの年齢層・性別がバラバラのメディアに、同時に広告出稿ができるので、非常にバランスも良いです。
また4つ目のオーディエンスネットワークは、Facebook社が提携している外部のWebサイトやアプリにもアプローチできるという機能になります。
SNSだけじゃなく、Webサイトやアプリにも表示できることで、SNSを使わないそうなどにもアプローチしていくことができます。
とにかく規模だけじゃなくて、アプローチできる年齢層、性別、その他の属性などが、非常にバランスが良いです。
1-2.ターゲティングの精度が高い
また、Facebook広告はターゲティングの精度が非常に高く、
- コアオーディエンス
- カスタムオーディエンス
- 類似オーディエンス
の3種類のターゲットに出すことができます。
詳しくは以下の記事に書いているので、簡単に解説していきますね。

コアオーディエンスは、属性で絞り込んだターゲットのことです。
Facebook広告では、
- 地域
- 年齢
- 性別
- 学歴
- 収入
- ライフイベント
- 子どもがいるかどうか
- 交際ステータス
- 仕事
- 興味・関心
- 行動
- 言語
- 繋がり
といった属性でターゲットを絞り込むことができます。
これがコアオーディエンスですね。
次にカスタムオーディエンスですが、これは自分の顧客情報(購入者リスト・メルマガ購読者リストなど)を元に作成するオリジナルのターゲットのことです。
例えば、自社で販売している商品・サービスの購入者リスト(メールアドレスなど)を所有している場合は、その人たちだけに向けて、訴求する広告を出稿することができます。
既存のお客さんに対して、新商品の宣伝をする時に非常に使えるターゲットになります。
また、Facebook広告には「除外リスト」という機能があり、既に広告経由で購入・登録した人を広告配信のターゲットからも除外することができます。
これもカスタムオーディエンスを作成することで利用することができます。
そして、最後に類似オーディエンスですね。
類似オーディエンスとは、カスタムオーディエンスに類似した属性を持つターゲットのことです。
この類似オーディンエスを利用すれば「Aというメルマガに登録している人」に似ている属性を持つ人にターゲットを出すことができます。
Facebook広告においては、これが一番、費用対効果の高い広告を作ることができるので、ぜひ使っていきましょう。
1-3.広告の種類が多彩
また、Facebook広告は種類が多彩で、
- ブランドの認知度アップ
- リーチ
- トラフィック
- エンゲージメント
- アプリのインストール
- 動画の再生数アップ
- リード獲得
- メッセージ
- コンバージョン
- カタログ販売
- 来店数の増加
という11種類の広告があります。
これだけ目的別に広告の種類が分かれているので、費用対効果は必然的に高くなります。
詳しくは以下の記事で解説しているので、簡単に解説していきますね。


ブランドの認知度アップ
まず、ブランドの認知度アップ広告ですが、これはブランドを認知し、覚えてくれそうな属性に絞って出す広告のことです。
例えば、女性のアクセサリーブランドの広告を出稿するにしても、女性用のアクセサリーに興味がある人と興味がない人ではブランドとして認知してくれる確率というのは大きく変わります。
これがブランドの認知度アップ広告ですね。
リーチ
リーチは、広告を見た人の数を最大化することを目的にした広告になります。
新商品のリリース時など、とにかく認知度を最大化したい際に有効な広告になります。
トラフィック
トラフィックは、広告素材から誘導する先のページへのアクセス数を最大化することを目的にした広告になります。
とにかく誘導先のページにアクセスを誘導したい場合はこちらを使うようにしましょう。
エンゲージメント
エンゲージメントは、広告に対して「いいね」「コメント」「シェア」などのアクションを最大限引き出すことを目的とした広告です。
広告の投稿に対するアクションを最大化したいときに使うようにしましょう。
アプリのインストール
アプリのインストールは、文字通りですが、アプリのインストールを最大化していく広告です。
何か告知して、インストールしてもらいたいアプリがある人はこの広告を使うようにしましょう。
動画の再生数アップ
動画の再生数アップは、広告素材として設定した動画の再生数を最大化していく広告になります。
広告素材の動画の再生数を最大化したい場合はこの広告を使うようにしましょう。
リード獲得
リード獲得は、フォームの入力をFacebook上で完結させる広告のことです。
通常、メールアドレスなどの個人情報の取得をする場合は、外部のキャンペーンページなどに誘導してからになると思いますが、このリード獲得広告を使えば、それをFacebook上で完結させることができます。
メッセージ
メッセージは「Messenger」アプリに出稿できる広告になります。
広告素材をクリックした相手に、「Messenger」上で、自動でメッセージを送ることができます。
コンバージョン
コンバージョンは、問い合せやメルマガ登録や購入といった「成約」に繋げることを目的にした広告です。
カタログ販売
Facebookでは商品の画像や説明文をアップロードし、カタログを作成して、購入に繋げていくことができます。
この広告は、カタログ経由での購入を最大化することができます。
来店数の増加
そして、最後の来店数の増加ですが、これは実店舗への集客に繋がるアクションを最大化するための広告になります。
Facebook広告を実店舗の集客に繋げたい場合は、こちらの広告を使うようにしましょう。
1-4.選べる広告フォーマットの数が多い
Facebook広告は広告フォーマットも多彩で、
- 写真
- 動画
- ストーリー
- Messenger
- カルーセル広告
- スライドショー広告
- コレクション広告
- プレイアブル広告
という8種類があります。
以下の記事で詳しく解説しているので、簡単にお伝えしていきます。


写真
写真は画像を使った広告フォーマットですね。
自作した画像も使えますし、「Shutterstock」という有料の画像素材サイトの素材も使うことができます。
動画
また、写真だけではなく、動画も素材として使用できます。
ストーリー
ストーリーとは、Instagramのストーリー機能を使った、フルスクリーンの動画広告になります。
Messenger
Messengerは、Messengerアプリに表示させる広告です。
カルーセル広告
カルーセル広告は複数の画像やテキストを、1つの広告の中に設定できる広告フォーマットです。
スライドショー広告
スライドショー広告は複数の画像やテキストをスライドショー動画として流せる広告のことです。
コレクション広告
コレクション広告は、1つの広告で複数の商品・サービスを紹介することができる広告フォーマットです。
プレイアブル広告
プレイアブル広告は、アプリの利用画面の動画で表示させることができるフォーマットです。
1-5.低予算から広告素材の反応を正確に計測できる
そして、最後の5つ目の理由としては、低予算から広告素材の反応を正確に計測できることが挙げられます。
予算に関しても、1日100円からでもスタートできますし、設定を正しく行えば、広告の費用対効果を正確に計測することができます。
なので、広告投資が博打になりにくいです。
まずは、低予算でテストしてみて、反応が悪い部分を改善していき、着実に成果を上げながら広告運用していくことが可能になります。
2.費用対効果を上げるFacebook広告運用の5つのポイント
では、続いては費用対効果を上げるFacebook広告運用の5つのポイントについて解説していきたいと思います。
2-1.目標設定をすること
まず最初の目標設定をすることについて。
もう、これはFacebook広告というか、広告を運用する上でまず、最初にやるべきことですね。
例えば、5万円のWEB集客の教材を広告経由で販売したいとします。
この際に設定するべき目標は
- 損益分岐点
- 理想の目標
の2つです。
まず、最初に出すべきなのは、損益分岐点です。
損益分岐点とは、このラインを超える数値が出てきたら赤字というポイントです。
当然ですが、今回のWEB集客教材で言えば、教材を1つ購入してもらうのに、広告費が5万円以上かかったら赤字ということになります。
そして、セールスページは、200人が見れば1人が買うというデータが事前に取れていたとします。
この際の損益分岐点は、1クリック250円です。
1クリック250円なら、セールスページに200アクセス流すのに5万円がかかります。
200アクセス流せば、1つ購入されるので、これで収支はトントンになります。
なので、損益分岐点を設定しておけば、Facebook広告を運用していて、1クリック300円とか、350円になってくると、一旦、広告を停止したりして、広告素材などを改善していった方が良いということが分かるようになるということですね。
なので、損益分岐点は必ず設定するようにしましょう。
また、2つ目の理想の目標は、文字通りですが、このFacebook広告運用を通じて得たい最終的なゴールです。
例えば、このWEB集客教材を、Facebook広告運用を通じて販売して、毎月100万円の収益を生みたいとします。
じゃあ、その場合の目標設定を決めていくということですね。
例えば、
- 販売ページの成約率:1%
- クリック単価:100円
- 購入数:25件
- 広告予算:25万円
という設定をすることができます。
販売ページの成約率が1%というのは、100人が販売ページを見て1人購入に繋がるという計算です。
クリック単価が100円以内に抑えることができれば、1万円の広告費を使えば、100アクセスを流すことができ、1人が購入することになります。
この際の利益は「5万円(教材費)」-「1万円(広告費)」なので、4万円になります。
これで毎月、100万円の収益を上げたいのであれば、毎月25件、教材を買ってもらう必要があります。
なので、その際の広告予算は25万円になります。
どんな広告を運用するかによっても、この目標設定の項目は変わってくるので、こちらは柔軟に設定するようにしましょう。
2-2.類似オーディエンスを設定すること
そして、2つ目は類似オーディエンスを設定することです。
費用対効果の高いFacebook広告を運用するんだったら、類似オーエディエンスは欠かすことができません。
成約した人に近い属性でターゲットを作ることができるので、必然的に広告の反応率は良くなります。
なので、以下の記事を参考に類似オーディエンスは設定するようにしましょう。


2-3.除外リストを設定すること
また、除外リストを活用することも必須です。
除外リストとは、もう既に成約した人に対して、広告出稿を抑える機能です。
もう既に成約している人に対して、広告費を使う必要はないので、必ず、以下の記事を参考に設定してみてください。


2-4.広告セットあたりの予算を抑えること
また、1広告セットあたりの予算を抑えることも費用対効果の高いFacebook広告を運用する上で重要になります。
例えば、10万円の予算があるとします。
この広告費を消化するのに
- 1広告セット:10万円
- 10広告セット:1万円ずつ
- 20広告セット:5000円ずつ
だと、一番、費用対効果が高くなるのは「20広告セットで5000円ずつの予算を使う」です。
ロジックはシンプルで、予算が高ければ高いほど、広告費を無理に消化しようとするので、結果は悪くなります。
例えば、1000万円を1ヶ月で使うのか、1年かけて違うのか、実際にこれに近いことを実験しましたが、2~3倍以上の差が出てきます。
Facebook広告は非常に優秀で、基本的にFacebook側に任せていれば、費用対効果が高くなるように、広告予算などを消化してくれます。
自然に任せるのが一番で、費用対効果が高くなるので、これは覚えておきましょう。
2-5.反応の悪い広告セットは随時停止すること
また、Facebook広告を運用していると、反応率が高いもの、反応率が低いもの出てきます。
例えば、広告予算1000円を使って、3件のメルマガ登録がある広告セットもあれば、全く成約していない広告セットも出てきます。
先ほど出した、損益分岐点に基づいて、あまりにも広告のパフォーマンスが悪いものに関しては停めるようにしましょう。
これをするだけでも明らかに費用対効果が高くなりますよ。
おすすめは、1週間回してみて、停止するか、続行するかの判断をするのが良いです。
広告セットを停止すると、消化する広告予算も減るので、広告素材は新しく追加するようにしましょう。
3.Facebook広告の費用対効果のまとめ
Facebook広告の費用対効果については以上になります。
まず、今回は、Facebook広告が費用対効果が高い理由として
- 広範囲に広告出稿ができる
- ターゲティングの精度が高い
- 広告の種類が多彩
- 選べる広告フォーマットの数が多い
- 低予算から広告素材の反応を正確に計測できる
を解説しました。
また、Facebook広告を費用対効果を高くするための広告の運用ポイントとして、
- 目標設定をすること
- 類似オーディエンスを設定すること
- 除外リストを設定すること
- 広告セットあたりの予算を抑えること
- 反応の悪い広告セットは随時停止すること
を解説しました。
今回の記事を読んで、ぜひ、Facebook広告を運用していってください。
では、今回は以上になります!お疲れ様でした!