どうも!ブランドクリエイターの中江です。今回は「意思が弱いと感じる人のための目標達成術」というテーマでお話していきたいと思います。
さて、このページをご覧だということは、何か達成したい目標があるけど、自分の意思が弱くて、なかなか上手くいかないと悩んでいる人が大半だと思います。
そういう悩んでいる人が世の中の大多数ですが、一方で、着実に自分が定めた目標にたどり着き、自分の夢をどんどん実現していっている人もいます。
一体、何が違うのかというのが、今回のテーマです。
目標を達成していくためには、その目標を叶えるために必要な行動を起こしていく必要があります。この行動を起こし続けられるのかというのが、運命の分かれ道なんですが、これが大抵の場合はできない。
この行動し続けられるかというのは非常に大きい差だと思います。
どれだけ才能や潜在能力を持っていようが、行動を起こせなければ、何かを成し遂げるなんてことは不可能なんですから。
自分が定めた目標を達成する能力というのは、ある種の才能よりも重要だと思います。
それは、日本代表でも活躍し、イタリアのセリエAの名門ACミランで10番を勝ち取った本田圭佑選手を見ればわかると思います。
イタリアのセリエAのACミランというチームでエースナンバーを、サッカー先進国ではない日本の選手がつけるなんてことは、数年前まで考えられませんでした。
(画像出典:http://www.h-create.co.jp/contents/code/blog/id/18)
しかも、本田選手は、己の才能のみで、ここまで来たのではありません。
そもそも、中学校ではガンバ大阪のジュニアユースに入っていたのですが、足が遅く、テクニックもなく、特徴もない選手だったので、高校に入るときには、ユースチームには昇格できませんでした。
中学生の才能のある選手の中では、いわば並以下の選手だったわけです。
でも、今となっては、そんな選手たちは抜き去って、日本代表には欠かせないエース、名門の10番の選手というところまできています。
そんな本田選手は、インタビューで「才能」と「夢の実現」について、こう語っています。
ゼロとは僕は言わないですけど、天才なんかこの世の中にほぼいないと思っています。
才能の差は若干なりともあるというのも認めます。
ただ若干でしょう?っていうことを僕は言いたいです。
ライオンと格闘するわけじゃない。馬と競争するわけじゃない。「あいつが別の生き物だ」とか、「あいつだから」っていう考えは馬やライオンにすればいいんです。
そんな天と地がひっくり返るほどの差はないでしょう?って。
だから僕よりも才能のある選手に僕は今までも勝ってきたし、なぜならそんな差はなかった。
でも「その差は大きい」と見るか、「越えられるもの」と見るかは自分次第なんです。それをみんな自分の限界を決めてしまって、挑戦することをやめてしまうんです。
だから夢がかなわないなんていうことになるんです。
同じ人間なんです。自分の可能性を信じて挑戦し続けることができるかどうかが、自分の未来を決めるんです。
そして重要なのは、行動を起こし続けるためには、「意思の力」だけに頼っていては不可能だということです。
人間の意思なんてものは、弱いものですし、僕も自分の意思なんてものは信用していません。「何かをやってみよう」と思って、漠然とやってるだけでは3日が限度でしょう。
僕は元々、飽き性で、3日坊主でした。目標を立てても立てても、3日以上続かない。続かなくて、自己嫌悪に陥り、また目標を立てて、また達成できない…という無限ループです。笑
でも、ある方法を取り入れるだけで、行動というのは着実に積み重ねることができて、自分が叶えたい目標というのは達成することができます。
実際に僕はその方法を取り入れることで、毎朝4時半に起きて、筋トレをして、ランニングをして、ブログを書いて、読書をして、メルマガを書いて、依頼されたデザインを作って…というようなことができてしまっています。
普通の人に、僕の1日のタイムスケジュールを話すと、「よくそんなにできるね」と言われますが、別に頑張ってるつもりはないですし、呼吸しているかのようにこれくらいの行動は、毎日できるようになります。
今回は、この「意思が弱いと感じる人のための目標達成術」というテーマでお話していきます。
では、早速始めていきましょう!
Contents
1.なぜ、目標を達成できないのか
まずは、なぜ目標を達成できないのかということについてお話していきたいと思います。
1-1.夢と目標の違い
目標と似た言葉に夢(=ゴール)があります。まずは、この両者の違いを明確に定義しておく必要があります。
簡単に言えば、ここでいう目標というのは、夢を叶えるためにクリアすべきステップだと考えておいてください。夢というものは、もう少し抽象度が高く、漠然としているものです。
もっと、詳しく言えば、夢というのは今の自分では方向性だけがわかっていて、具体的にそれをどう実現すればいいのかわからないもので、目標というのは、その夢を叶えるために必要なステップであり、具体的にどうやれば実現できるのかがわかるものです。
例えば、今の僕の夢は、「理念を持ち、世の中のためになる、素晴らしい商品・サービスを提供している個人・企業を、デザインとマーケティングの力を使って、必ずブランド化させることができる、一流のデザイナー(グラフィック・Web・映像)になること」です。
これは夢であり、じゃあ、具体的に何をしていけばいいのかという細部はわかりませんが(まだこのレベルまで自分が到達できていないので、当たり前です)、方向性はある程度分かります。
そして、これを実現していくために、クリアすべきステップがあります。夢というのは、今の現状では到底及ばないところに存在するんですから、それを1日で一飛びして叶えることができません。
なので、目標というのは、夢を叶えるための階段であり、複数あります。
例えば、目標(=クリアすべきステップ)の一つとして、このブログを100記事書くというのもそうですね。ブログを100記事書くことで、磨かれる情報発信力、Webマーケティングの力、獲得できる実績は、僕が将来叶えようとしている夢には必須なのです。
で、多くの人は、この夢を達成するために、目標を立てていくんですが、これを達成できないというのが問題になっているわけですね。
ここでいうと、スケールが小さく聞こえますが、僕の話でいうと、ブログ記事が100記事書けないということになります。
1-2.そもそも論として
まず、確認しておきたいことがあります。
この記事を見ている人は恐らくそれぞれ叶えたい夢があって、目標があると思うのですが、その夢というのは、本当に心の底から自分がやりたいと思えることなのかということです。
よく、ビジネスをこれからやりたいというスタートアップの人で、「年収1億円になるのが私の夢です」と堂々と宣言する人がいます。
いつも、こういうことを聞くと、「何で稼ぐんですか?」と僕は聞ききます。「それはこれから考えます!(キリッ)」と大抵の人は答えます。苦笑
はっきり言いますが、これは夢ではありません。
というのも「年収1億円」というのは結果であって「やりたいこと」ではないからです。これはやりたいことがないのに、お金が欲しいと言ってる状態です。
さっき言った定義でいうところの「方向性もありゃしない」という状態です。こんな状態で目標なんてものは達成できる訳がありません。
というのも、これは向かってるゴールがどこにあるのか分かんない状態ですから、どれだけ走ろうがたどり着きませんし、近づいてるのか遠ざかってるのかもわからないので、途中で疲れちゃって辞めちゃいます。
こんな状態で、目標設定をしましょう。ルーティーンを設定しましょう。環境を整えましょう。タスクを整理しましょう。部屋を掃除しましょう…なんてやっても無理です。
そして、夢は、自分の内側から出てきたものでなければなりません。例えば、他人から決め付けられたものは夢ではありません。
「東大の医学部に行くのが夢です!」「なんで、それがあなたの夢なんですか?」「お母さんに言われたからです!(キリッ)」では、ダメな訳です。
というのも、他人に決められたものにモチベーションは続かないからです。僕は目標達成術を理解して、実践していますが、自分の嫌な目標というのは、その目標達成術を使っても無理です。
1日はできてもモチベーションが続かない。例えば、僕から急に「毎朝4時半に起きて、ランニングを1時間しろ」と言われても、続けるのは無理だと思います。
その前提でこれからの話を聞いてください。
1-3.目標への臨場感
夢にある程度の方向性があれば、その夢を叶えるための具体的にクリアすべきステップというのは、自然と見えてくると思います。
例えば、英語の同時通訳者になるのが夢だとしたら、リスニング、翻訳、ライティング、リーディング、スピーキング…etc を強化しなければならないですし、具体的にどのレベルまで強化すべきなのかも、ある程度、わかると思います。
これがもし、今の現状でわからないんだったら、それは目標への臨場感(未来では既に達成されている感覚)がないという状態になります。
そういう人は、自分が達成したいと思っている夢をもう既に叶えている人を見ればいいと思います。実際に会いに行くのが一番ですが、そういう人を調べてみて、彼らの実力を目で確かめてください。
そうすれば、何をどの程度すればいいのかが具体的に見えてきます。
なぜ、これをするのかというと、目標への臨場感がなければ、そもそも設定した目標が間違っている可能性だってあるからです。
例えば、さっきの英語の同時通訳者の例で言えば、「実際にこういうステップを踏めば英語の同時通訳者になれる」と自分が思っていても、なったことがない自分がそう考えているので間違っている可能性が高いわけです。
もしかしたら、夢の実現には力にならない留学先を選ぶかもしれないし、間違った学校を選ぶかもしれません。
だからこそ、目標への臨場感というのは、常に意識しておかなければなりません。
1-4.目標を達成していける人物の共通点
目標への臨場感が生まれると、正しい方向性というのが定まっているので、後は「やるだけ」という状態になります。
で、ここまで来て、後はやるだけだから、簡単と思ってはいるものの、ここで停滞してしまっている人も結構いると思います。
逆にバリバリ自分が設定した目標を周りから見ると、半端じゃない行動力と継続力を持って達成することができる人がいます。
じゃあ、一体、この差は何なのか?
多くの人は、これを「自分の意思が弱いから」と思いがちなんですが、これは違います。
そういう人は「人間の意思力には限界がある」ということを頭に入れておくといいと思います。そもそも「意思」なんていうものは、何か自分が「無理をしよう」として初めて使うものです。
例えば、活字を読むのが苦手な人に対して「毎日9時間かけて、本を読め」なんていうことが達成できると思いますか?
恐らく、それは継続してやるのは、無理でしょう。
でも、その人がゲーム大好きっ子だったら、誰に言われなくても、ゲームを9時間ぶっ通しで、寝食忘れてやっているでしょう。
ゲームが嫌いな人から見ると、「この人こんなにゲームができるなんて、すげーな…」となるわけです。
ここから何が言いたいのかというと、目標を必ず達成できる人というのは、自分は無理をしていないと感じているし、かつ外側から見ると、無理なことをやってのけているように見えるわけです。
つまり、目標を達成できる人というのは、当たり前の基準が普通の人よりも高いわけです。
毎朝、4時半に起きて、筋トレして、ランニングして、ブログを2時間書いて、読書を1時間やって、動画を2時間つくって、メルマガを書いて、デザイン作るというのを毎日やって…というのが僕の基本のライフスタイルです。
外側から見ると、よくそんなにできるよねと言われますが、僕は、これを呼吸するかのように、当たり前にできます。
自分では無理している感覚が全くないので、続けられるんです。
だからこそ、取り組むべきなのは、少しずつでもいいので、自分の当たり前の基準を上げていく必要があります。
江戸時代初期の大剣豪、宮本武蔵は生涯で60回以上の決闘に勝利し、50歳ころまで剣の道を極めて、自分の武道哲学を『五輪書』として残しました。
なぜ、彼が生涯で敗れることはなかったのか?
(画像出典:http://iitokoronet.com/2015/12/01/post-4800/)
これも彼の「当たり前の基準が高かった」からです。例えば、彼は『五輪書』で「日常の身のこなし方は戦場での身のこなし方と同じでなければならない」と語っています。
どんなことを『五輪書』で記しているのかというと、こんな体勢でいつもいろという訳です。
顔はうつむくことなく、上を仰ぐでもなく、傾くこともなく、前を見据えて、目は動かすことなく、額にしわを寄せないこと。
瞬きは抑え、眉間に力を込め、目を細め静かな表情を作る。鼻筋は真っ直ぐにしてやや下顎を出す。
首は後ろの筋を伸ばし、うなじに張りを保ち、肩から下、全身は一つのものと考えること。
肩の力を抜き、背筋を伸ばし、尻を出さぬようにすること。そして膝から足先まで力を込めるが腰を引くことなく、腹に力を入れるのだ。
これやってみると分かるんですが、普通の人が平時にこんな体勢でいるのは無理ですよ。笑
でも、宮本武蔵は、この体勢を呼吸するかのように、当たり前にできるからこそ、急に敵襲があった時でも、いつもと変わらず、冷静に対応できるようになるのです。
「当たり前の基準が高い」と、自然と高いレベルの行動力が身について、気づいたら勝手に続けられます。このやり方について、以下で取り上げていきます。
2.必ず達成できる目標設定法
さて、夢を叶えていくためには、今話した「正しい目標設定」と「自分の当たり前の基準を上げる」の2つがあって、初めて上手くいきます。
まずは、「正しい目標設定」についてお話していきます。
2-1.夢と目標の分解と再整理
目標というのは、先程言ったように、夢を叶えるためにクリアすべきステップのことです。
そのステップが見えてなければ、夢への階段が見えていないのも同じなので、当然、たどり着ける訳はありませんし、正しい目標を設定することは不可能です。
だからこそ、もう既に夢を実現している人(=もしくはそれに近い人)に会いに行き、話を聞き、自分の目で確かめた上で、夢への臨場感を高めておく必要があります。
例えば、僕で言えば「一流のデザイナー」とは誰のことで、どんなデザインをするのかということを見ておく必要がるということですね。(僕が目指しているデザイナー像で一番近いのは、佐藤可士和さんです)
そして、その上で、クリアすべき目標をあぶり出していく必要があるんですが、この時点で、今の現状から夢までの具体的なステップが全て見える必要はありません。
というか、見えているのはおかしいし、勘違いの可能性が高いです。だって、その夢までの階段を歩いたことがないから、当然ですし、臨場感を高めようとしても限度があるからです。
イメージで言うと、夢までの階段が100段あるとしたら、最初の1~3段目くらいまで見えてればOKです。
ただし、この1~3段目は、明確にどんな階段で、どうやれば登れるのかは見えておかなければなりません。さっき言ったように、ブログ記事を100記事書くというくらい具体的に。
そして、その先というのは、3段目に登れば、また4~6段目が明確に見えていくので、今は心配いりません。
2-2.今日の自分が取り組むべきこと
この1~3段目が見えると、今日の自分が取り組むべきことが明確になると思います。
目標設定だけして、全然行動できないか、もしくは行動しようと思っていても、何から始めたらいいかわからず、ぐるぐる悩んでいる人は、ここが明確になっていません。
で、今日、やるべきことが明確にわかっていないので、朝起きたら、そこから「何をやろうかな〜」と考え始めます。
これはかなりの時間とエネルギーの浪費です。
行動するのっていうのは、エネルギーを使います(特に最初は)。エネルギーを無駄に使うと、途中で息切れが起きてしまいます。
自分が定めた目標を当たり前のように達成できる人は、基本的に、今日やるべきことは明確に頭の中にあります。
迷いがないんです、僕は前日の夜には、次の日にやるべきことはある程度決めています。そうすると、起きた時に何をどの順番でやるのか迷わないので、すぐに行動することができます。
目標設定においては、この状態をまずは作っていく必要があります。
3.意思力を有効に活用する環境設定術
さて、次からは「当たり前の基準を上げる」ためにやっていくべきことというテーマで話していきます。
目標をバリバリ達成していくためには、高いレベルの行動を当たり前のようにやり続けていく必要があります。
じゃあ、一体それはどうすればいいのか?というのが次のテーマです。
高いレベルの行動をやり続けるためには、前提として意思力が必要です。意思力というのは、「何かを成そう」とする力のことです。
でも、先程言ったように、この意思力には限界があります。使えば使うほど、どんどん擦り減っていきます。まぁ、回復もできますが。
で、目標を達成できない人の多くは、この有限な意思力を有効に活用することができず、すぐに使い切ってしまって、息切れして、目標を達成できなくなってしまっています。
それを防ぐためにはどうすればいいのかを以下で話していきます。
3-1.意思力を浪費する原因を突き止める
もし、意思が弱くて行動が続かないと感じている人は、まず、自分の意思力(=やる気)を削いでいる原因を突き止めてもらいたいんです。
例えば、英語の同時通訳者になりたくて、毎日、英単語を50個覚えるという作業をしようと思っているけど、なかなかできないという状態があるとします。
じゃあ、何で自分はできないんだろう?って考えて欲しいんです。そして、ここで見て欲しいのは、自分の内側ではなく、自分が置かれている環境です。
例えば、英単語を覚える時に、Youtubeで好きな番組を付けっぱなしにしながら見ているとします。これじゃあ、集中できずに、覚えられませんよね。笑
自分の意思力を削いでいるものって、身の回りを探せばいっぱいあります。まずは、この原因を一つずつ潰していくのが重要です。
他にも人間関係とかもそうですね。今の自分では、到底叶えることができない、壮大な夢を持っている人ほど、身近な人から馬鹿にされ、心配され、反対されます。
いわゆるドリームキラーっていうやつですね。
そんな人たちを常に自分の周りに置いていたら、誰だって意思力なんて萎えますよ。だって、「お前には無理だ」って言われ続けるんですから。
じゃあ、そういう人たちとはできるだけ関わらず、そういう人たちの前では自分の夢は語らず、自分を受け入れて、応援してくれる人がいるところに身を置くんです。
そうすれば、周りの雑音なんて、気になくなります。
他にも、自分が行動を起こす時の場も見て欲しいですね。例えば、作業をするのが自分の部屋だったら、その部屋の環境も重要です。
パソコンで作業をするのに、机が狭すぎたり、椅子が長時間座ってられないものだったり、部屋が散らかってたり、するのも結構、意思力は削がれますからね。
まずは、この辺を見直してみてください。
3-2.意思力を入れるスイッチを作る
では、次にですが、「意思力」を入れるスイッチを作る必要もあります。
行動を起こすというのは「意思力」が必ず、すり減るので、それを入れるスイッチを自分なりに作っておくといいですね。
行動し続けていると、どうしてもやる気が出ないという時は必ず来ます。それはそれでしょうがないです。人間はロボットじゃないんだから。
だったら、充電するためのスイッチを準備しておくんですね。なんか前にCMでやってた気がしますが「やる気スイッチ」みたいなもんですね。
例えば、時間を忘れて寝まくったり、僕の場合は、本当にやる気が出ない時は、一日中、仕事や作業をやるのをストップして、漫画を読み漁ったり、買い物や映画に出かけたりします。
一番いいのは、完全に意思力がなくなる前に、手を打つことで、毎日の習慣として、意思力を入れる工夫を取り入れるといいですね。
例えば、僕の場合は、毎朝のランニングの時にモチベーションが上がる曲を聞きながら走ってるので、そこで意思力が回復していたりします。
モチベーションが上がる曲をかけながら、走ると、真剣に部活をやっていた高校時代を思い出すので、自然と意思力が回復した状態で、1日をスタートするから高い行動レベルを維持できるんですね。
3-3.ルーティーンを構築する
さて、高いレベルの行動を継続してやりたいという人に、ぜひ取り入れてもらいたいことがあります。
それがルーティーンを構築するということです。ルーティーンは簡単に言えば、毎日、必ずやると決める習慣のことです。
これは「イチローの名言から学ぶ習慣化の恐るべき力」という記事でもお話しましたが、この習慣化(=ルーティーン)を取り入れることで、日々の行動に抜群の安定感が生まれます。
自分が定めた目標を達成できないという人の多くは、日々の行動にムラがあります。ある日はめちゃくちゃやる気があって作業が進むけど、次の日は全然やる気が出ずに、何もできなかったという経験は誰でもあるでしょう。
ルーティーンは、この日々の行動のムラをなくしてくれます。ルーティーンを取り入れれば、やるべきことを当たり前のようにできるという状態を作ることができます。
例えば、僕の場合は、4時半に起床、筋トレ、ランニング、シャワー、部屋の掃除、ブログ記事の執筆、読書がルーティーンになっています。
これは基本的に、どんな日であろうが、毎日やっています。
どういう行動をルーティーンに設定すればいいのかというと、今の自分が掲げている目標(さっきの話でいうと、1~3段目)を達成するために必要な日々の取り組みです。
例えば、ブログ記事を100記事書くんだったら、ブログを書くことは毎日取り入れたほうがいいですね。
で、ルーティーンを設定するときに重要なのは、必ず、「やる」という意思だけで達成することができるものにすることです。
例えば、僕が決めているランニングなんてものは、たかだか3㎞で、足を止めなければ、どれだけ遅くてもゴールすることができます。「やる」という意思だけで達成ができます。筋トレ、シャワー、部屋の掃除なんかもそうですね。
ブログ記事を書くという作業については、向き合う時間を1時間半と決めています。1記事書けるかどうかは問題じゃありません。1時間半向き合うというのは「やる」という意思があれば、達成することができます。
というか、1記事書けるかどうかは、その時の状況によって変わりますし、「やる」という意思でコントロールすることができないからです。
というのも、自分が決めた目標に対して、それを達成できなかったら、モチベーションが下がるからです。
で、ルーティーンを定めて、自分が決めた目標を毎日、達成し続けることができると、自分に自信がつき、エネルギーもどんどん高まっていって、どんどん好循環のスパイラルに入っていき、自分がやれることというのが拡大していきます。
で、ルーティーンに初めて取り組むという人は、無理しすぎないというのが重要です。
最初にあれもこれも、毎日やると決めても続かないのは当たり前です。最初は、毎日やることを1つでいいので、決めてください。
そして、徐々に慣れてきたら、2つにして、3つにして、と徐々に増やしていくのがいいと思います。
4.リズムと停滞と進化
では、最後に「当たり前の基準」をさらに高めていくためには、どうすればいいのかという話をしていきたいと思います。
4-1.リズムに乗る
自分のルーティーンを構築して、少しずつ行動できるようになると、リズムに乗るという感覚になると思います。(これはなった人にしか分からない感覚ですが)
感覚でいうと、バリバリ行動できて、ほぼ疲れずに、何でもやれて、どんどん目標を達成していけるという状態です。
まず、この状態に入らなければ、「当たり前の基準」が上がりませんし、最初に目指すべきなのは、この状態です。
僕の場合でいうと、朝4時半に起床してるんですが、20時くらいまで、ほぼ休憩なしでぶっ通しで作業できます。もちろん、途中に食事の時間は入りますが。
こうなればしめたものです。大量の行動力が身についている証拠になります。こうなると、時間の感覚が遅くなります。「え、まだ1週間しか経ってないの?」という感じです。
小学校の夏休みは死ぬほど長いと感じていたけど、大人になったら1年でさえすぐに過ぎるように感じるという現象があります。
これには諸説ありますが、一つの確かな理由には、新しいものに触れる、経験による刺激の量でしょう。
子供の頃は、日常で経験すること一つ一つが新鮮なので、それを覚えているけど、大人になってしまえば、ある程度経験を積み、同じことの繰り返しのような生活を送っていれば、刺激がないので、短く感じるんだと思います。
で、大人が大量の行動を起こすと、なぜ、時間の感覚が遅くなるのかというと、圧倒的に行動することにとって、成長し、子供の頃のように、未だに経験したことがない新しい領域に行けるからでしょう。
リズムに乗り出すと、こういう感覚まで生まれます。
4-2.停滞は進化の兆し
でも、ルーティーンを決めて、毎日、大量の行動を起こしていると、いずれぶつかるのが「停滞」です。
なぜか、一つ一つの行動に、いつものように身が入らないと感じる時がいずれきます。これはいくら環境を整えようが、ルーティーンを整えようが、誰にでも来ます。
これは、全然、悪いことではなく、恐らく、次への「進化の兆し」です。
つまり、「当たり前の基準」が自分の中で格段に上がってしまったので、今のレベルでは物足りなくなるという状態です。
そんな時は、焦らず、ゆっくりと休憩しながら、次ぎのステップへの自分を模索するといいですね。日々のやるべきルーティーンや目標を見直すといいと思います。
まとめ
では、最後に今回のまとめをしておきたいと思います。
夢や目標を達成するために必要なのは、単純に意思の強さではなく、「正しい目標設定」と「当たり前の基準が高い」という2つです。
まず、正しい目標設定に必要なのは、夢への臨場感です。夢への臨場感があることで、正しい目標設定ができて、今自分が取り組むべきことが、明確に見えてきます。
そして、正しい目標設定ができれば、あとは行動するだけです。行動といっても、それは高いレベルで、継続してやり続ける必要があります。
意思の力だけを頼って、行動し続けるのは不可能です。
意思の力は有限で、使えばすり減っていくので、意思を有効に活用する環境を設定していく必要があります(意思力を削ぐ原因を突き止め、意思力を回復させる仕組みを持ち、ルーティーンを設定する)。
そうすれば、リズムにのって、日々の行動力が高まっていき、バリバリ目標を達成していくことができます。
でも、いずれ「停滞」の時期はきます。それは、次への進化の兆しなので、ぜひ、目標や日々の取り組みを見直してみてください。
では、今回は以上になります!お疲れ様でした。