2019.4.1 更新 | ブランディング戦略

ブランディングの手法を徹底解説!0からブランドを構築する方法

ブランディングの手法を徹底解説!0からブランドを構築する方法

どうも!ブランドクリエイターの中江です。

「ブランディングって一体、どこから始めればいいの?」「具体的にどんな手法があるの?」と悩んでいる人は意外と多いんじゃないでしょうか?

ブランディングという言葉は、中々に抽象的で掴みにくい言葉ではあります。

実際に、この言葉の意味をちゃんと理解できていないために、逆効果なブランディングの手法を実践しているという場合も非常に多いです。

そこで今回は、ブランディングの正しい意味と、その具体的な手法について、実際の企業の事例とともに解説していきたいと思います。

では早速始めていきましょう!

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1.ブランディング手法の一般的な誤解

まずは、具体的なブランディングの手法の解説に入る前に、一般的なブランディング手法についての誤解についてお話していきたいと思います。

1-1.ブランディングと差別化の違い

ブランディングというのは、お客さんに選んでもらうためのマーケティング戦略です。

お客さんに選んでもらうためには、違いを生み出す必要があります。

違いがわからなければ、お客さんに選ばれることはまずありません。

例えば、ここに2つタオルがあるとします。

価格はそれぞれ1000円です。吸水性や素材などの品質面もほぼ同じです。

タオル

さて、この状態で選ぶことができるでしょうか?

恐らく、選ぶことはできません。

どっちを買っても同じだからです。

でも、例えば、この一方のタオルが、青色のタオルだったとします。

そうすると、人は選ぶことができます。

青色が好みの人は、青のタオルを選ぶでしょうし、タオルは白色がいいという人は白色のタオルを選ぶでしょう。

このように違いを生むというのが選ばれるための前提条件なんですね。

この違いを生み出すというのは、マーケティング用語で「差別化」とも呼ばれたりします。

要は、今回の場合は、カラーで違いを生み出すことによって、選ばれるようになった訳です。

では、ブランディングとは何か?

それは、差別化の究極の形だと思ってもらえれば間違いないです。

ブランディングというのは、ブランドになること、つまり、究極の価値(=違い)を生み出すことです。

究極の価値というのは、あくまでも「誰かにとっての」という相対的なものではありますが、比較検討されずに、無条件に選ばれるという状態です。

例えば、タオルを買うにしても、

タオル買うなら、ここのメーカーのタオル。それ以外あり得ない

とお客さんに思われている状態です。

差別化との違いは、「選ばれる理由」の違いです。

差別化の場合の選ばれる理由は

  • 機能が良いから
  • 品質が高いから
  • 価格が安いから
  • デザインが好みだから
  • 立地が良いから

などの部分的なものが非常に多いです。

もちろん、これで差別化することによって、お客さんから選ばれることはできるのですが、あくまでも一時的なものでしかありません。

例えば、「価格が安いから」という理由で選ばれていればもっと価格が安いものが出てきたら、お客さんはそっちに移ってしまいます。

また「デザインが好みだから」という理由で選ばれていても、もっとデザインが好みのものが出てくれば、お客さんは移っていきます。

では、ブランディングの場合の選ばれる理由は?

それは「あなただから」「この会社だから」という理由で選ばれます。

この選ばれる理由というのは最強です。

ライバルがコピーしようがないからです。

あなたがどんな機能、品質、デザイン、価格の商品・サービスを販売していようが、あなただから買ってくれる。

そういう状態がブランドです。

例えば、「開運カット」をコンセプトに掲げる美容院があるとします。

この美容院のオーナーは、昔、小学生の頃、容姿が原因でいじめに遭っていました。

そのいじめは特にひどく、学校に行くのが怖くなるほどのもので、性格も塞ぎ込みがちになり、遂に、親は違う街への引っ越しを決意します。

その引っ越しする前日、次の学校では絶対にいじめられたくないと思い、自分の印象をガラリと変えるため、とある美容院に髪を切りに行く事になりました。

髪を切ってくれることになった美容師はとても優しい人で、自分のこれまでの悩みも全て聞いてくれたので、「次の学校では、絶対にいじめに遭いたくない。友達もいっぱい作りたい」という思いを打ち明けます。

その思いを真剣に受け止めてくれて、本当に自分の印象を良く、さらに次の学校へ行って友達ができるように、真剣にスタイルを考えてくれて、提案してくれて、髪を切ってくれました。

カットが終わると、鏡には、これまでの自分とは別人かと思えるほど、ガラリと印象が良くなった自分の姿がありました。

すっかり自信をつけ、性格も明るくなり、次の学校では、沢山の友達ができました。

引っ越し前夜のカットが自分の運命を大きく変えたのです。

本当に心の底からあの美容師の方には感謝しています。

それ以降、将来の進路に思いを馳せる時、一番に自分の心の奥底から「美容師になりたい」という思いが出てきました。

そして、ただ美容師になるだけじゃなく、かつての自分のように、お店に来てカットしてもらうだけで、人生が大きく好転していくような、そんな美容院を開きたいと思って、このお店を開きました。

というようなストーリーがあればどうでしょうか?

カットの技術や、値段や、お店の雰囲気や、立地などを抜きにしても、この店に行って、カットしてもらいたいという人は多いんじゃないでしょうか?

この時の選ばれる理由は「この人がいるからこの美容院に行ってみたい」です。

こういう状態がブランドです。

この選ばれる理由はライバルがコピーできません。

そういう経緯で美容院を開いたという人は、その人だけの経験だからです。

ライバルがコピーできないということは、比較検討されず、無条件で選ばれます。

だからこそ、まずは差別化とブランディングには大きな違いがあるというのは押さえておいてください。

1-2.デザインだけでブランドは作れる?

また、デザインだけでブランドを作れると考えている人も少なくないです。

特に大手企業はそう考えているところが多いです。

有名タレントをCMで起用して、腕の立つデザイナーを雇って、商品パッケージから、広告からお金をかけてデザインに力をかける。

確かに、デザインにお金をかける事で、その企業の印象は良くなると思います。

ただ、重要なのは、デザインだけではブランドは作れないということです。

なぜなら、デザインというのは、あくまでも価値をビジュアルで伝えるための手段だからです。

デザインで伝える、元々の「価値」が低ければ、いくらデザインでイメージを良くしたとしても、「差別化」にしかなり得ません。

さらにそれが過度になってしまうと、「虚飾」にしかなりません。

「虚飾」というのは、実際にありもしないことを凄そうに見せるということです。

それで一時的に人は引き寄せられるとしても、実体がバレてしまえば、一気にその価値は失われます。

ブランドというのは見せかけではありません。

どちらかというと、その本質(本当に存在する価値)に光を当てて、それを伝わるように表現するのがブランドです。

そこには嘘はありません。

嘘が混じれば、ブランドは作れません。

真実こそがブランドを作り上げます。

2.ブランディング手法その1|ブランドコンセプトの構築

では、次に、具体的にブランディングの手法を解説していきたいと思います。

2-1.ブランドコンセプトとは

まず、ブランド構築をしていくにあたって、最初にやるべきことというのは「ブランドコンセプトの構築」です。

ブランドコンセプトは「どんな◯◯なのか」というそのブランドの世界観を明確にする役割を持っています。

今の時代は選択肢過剰の時代です。

どんな業種・業界であっても、同じような機能・品質・価格の選択肢が溢れています。

例えば、渋谷という一地域の美容院を選ぶにしても、146件の美容院がヒットします。

ホットペッパービューティー

人はパッと、これだけ多くの選択肢が提示されると、思考停止に陥ります。

自分が行く美容院を1件選ぶのに、146件を全て比較検討することなんてできません。

一目でわかるくらい大きな違いがないと、全ての選択肢が同じように見えてしまいます。

だからこそ「どんな美容院なのか」を定義する必要があるんですね。

それがブランドコンセプト を構築する意味です。

ブランドコンセプトは「開運カット」のように言語化して表現します。

2-2.理想世界の構築

ブランドコンセプト を一言で表現するためには、まずは、方向性を定める必要があります。

そこで、最初にするのが「理想世界の構築」です。

理想世界というのは、そのブランドが目指している理想の未来のことです。

言い換えるなら「何を究極の価値とするのか?」という定義が理想世界です。

何を究極の価値とするのか、この答えは様々です。

例えば、茨城県ひたちなか市に「サザコーヒー」という喫茶店があります。

サザコーヒー

サザコーヒーの創業は1969年で、もう50年以上続いている喫茶店になります。

最初は個人経営からスタートした街の喫茶店でしたが、今では東京含めて、13店舗展開し、年商も13億円まで成長しました。

カフェや喫茶店という業態は長く続けるのが非常に厳しい世界です。

まず、一般的に飲食店は10年続く店が10%以下と言われていますし、更にカフェや喫茶店となると、スターバックスやドトールや上島珈琲店などの広告力のある大手がいるので、生き残るのが難しいのです。

広告力のある大手のカフェが、近所にできてしまえば、そこにお客さんは殺到し、潰れるという流れが一般的となっています。

実際に、カフェ・喫茶店の数は、最盛期には15万4360店ありましたが、最新データでは6万9983店となっています。

この30年で半数以下にまで減ったんですよね。

でも、このサザコーヒーは、そんな統計データに負けないほど、ブランド力があるんです。

茨城県のひたちなか市では、大手でチェーン展開しているお店よりも、サザコーヒーを飲みにいきたいという人が圧倒的に多く、店内は常に満席です。

サザスペシャルブレンドも一杯500円と価格も決して安くはありません。

しかも、驚くべきことに、このサザコーヒーは茨城県の飲食店の800店舗に卸されています。

例えば、高級な和食屋の食後のドリンクとしてサザコーヒーが提供されたりしています。

お客さんは、サザコーヒーがあるだけで本当に喜ばれるそうです。

サザコーヒーを飲むお客さんは口々に

サザコーヒーは香りや味がダントツに違う

と言います。

それもそのはず、サザコーヒーには、確固たる理想世界があるからです。

サザコーヒーが目指すのは「ジャパンコーヒー」です。

サザコーヒーの創業者の鈴木誉志男さんはこう語ります。

日本には世界一、良質の水が存在します。国土の7割が山林で、太平洋や日本海に発達した雲が日本全土に雨となって降り注ぎ、1年間に平均1700ミリ以上の雨量となります。これは世界で10番前後のランクです。その雨は地表を浸し、川となり、太平洋や日本海に流れます。この水(蒸留水)を使って料理するのが日本の食文化の特徴で、ご飯も味噌汁もそうですが、水分を使った食事が多く、良質の水があるから出汁の食文化となり、「UMAMI」が世界用語として定着しました。そこでカフェのコーヒーも、日本の良水から考える必要があります。フレンチコーヒー、イタリアンコーヒー、アメリカンコーヒーという言葉があるように、当社はジャパンコーヒーとして極めたいのです(『「サザコーヒー」に学ぶ、20年続く人気カフェづくりの本』高井尚之)

「ウチの目指す究極のコーヒーはジャパンコーヒー」という方向性をあえて提示するからこそ、サザコーヒーはお客さんに選ばれるのです。

理想世界は、先ほども言ったように

何を究極の価値とするのか?

を考えることで生まれて来ます。

もっと具体的に掘り下げると、

  • どんな人に
  • どんな商品・サービスを提供して
  • どうなってもらうこと

が究極の価値になるのか。

これを言語化することが理想世界の構築です。

すぐにパッと思いつきますかね?

理想世界が思いつかない場合は、「業界の現状を見つめること」から始めてください。

どんなプレイヤーがいて、どんな商品・サービスが存在していて、どんな人がお客さんなのか。

それを見つめていくと、

  • 不条理
  • 憤り

などが見つかってくると思います。

つまり、「もっと、こうした方が良いよな」と思えるようなことが出てくるということですね。

これが理想世界のタネなので、ぜひ、見つからないという人は見つめ返してください。

さらに言うと、それが自分のストーリーとリンクしているのがベストです。

そうすると、「なぜ、その理想世界を掲げるのか?」という部分に必然性を入れることができるからです。

例えば、そのケースが、「開運カット」です。

  • 小学校の頃にいじめにあった
  • 転校前に美容院で髪を切ってもらったら、人生が変わった

このストーリーがあれば、なぜ、その理想世界を掲げるのか、誰もが納得できるからです。

しかも、このストーリーは本人しか歩むことができないものなので、唯一無二の価値を持ちます。

だからこそ、ストーリーによる必然性があると、ブランドコンセプトに強い芯ができて、多くの人を巻き込む力が上が流のです。

なので、ぜひ、自分のストーリーを振り返るというのも合わせてやってみてください。

これまでその業界にいて、こういう不条理な経験をしたからこそ、こんな理想世界を掲げているという流れが恐らく出来ると思うので。

まだまだ、経験が浅かったら、そういうストーリーと紐づけることはできないかもしれません。

それはそれで仕方ありません。

理想世界の完成度は、自分のストーリーの進捗度合いによって決まるからです。

いずれにせよ、今の等身大の自分で設定するしかありません。

そして、自分のストーリーが進めば、また、理想世界はより次元が高いものに変えれば良いです。

別に、今の自分がどのステージにいても、その理想世界に共鳴する人が0ということはあり得ません。

必ず、巻き込める人はいるので、悲観する必要は全くありません。

人を巻き込むために、嘘つく必要も、背伸びする必要も全くありません。

むしろ、そうして、本音に反して、理想世界を構築することは逆効果にさえなります。

自分の本音に反した理想世界というのは、情熱が続きません。

たとえ売上が上がったとしても「なんで、こんな偽りの理想世界のために仕事しているんだろう…」となって、迷走して、ビジネスは立ち行かなくなります。

なので、まずは

  • どんな人に
  • どんな商品・サービスを提供して
  • どうなってもらうこと

が究極の価値になるのかを自分のストーリーを踏まえた上で、本音で言語化するようにしましょう。

この理想世界を構築するという段階では、まだ表現としてまとまってなくても全然OKです。

2-3.ブランドコンセプトの言語化

そして、理想世界が構築できたら、次は、一言でキレイに表現できるようにします。

表現形式としては、

  • キャッチコピー
  • サブコピー

まで落とし込みます。

キャッチコピーは理想世界を一言で表現したもので、サブコピーはそのキャッチコピーを補足説明するものですね。

例えば、近畿大学のブランドコンセプトであれば、

固定概念をぶっ壊す

です。

近畿大学の理念

でも、これだけだと抽象的過ぎてよく意味がわかりません。

なので、これを説明するわけですね。

「不可能を可能にするのが、研究だ」 1970年、近大はその言葉を信念に、 不可能と言われたマグロの完全養殖に挑んだ。 時には笑われ、バカにされ… それでも、諦めなかった。 費やした年月は30年以上。 そして、やり遂げた。 そんな近代がいま、「大学の序列」に挑んでいる。 笑うやつも、バカにするやつも、いるかもしれない。 しかし我々は、不倒の精神で、やり遂げる。 古くさい固定概念をぶっ壊す。 不可能を可能にするのが近大だから。

キャッチコピーを作るときのコツは、理想世界を構築する中で出て来た「キーワード」をとにかく洗い出すことです。

とにかくアイデアレベルで良いので、使うかどうかは一旦置いといて、書き出すのがコツです。

複数人でするとアイディアが降りやすいので、3~5人くらいで一気にやるのがオススメです。

そして、そのキーワードを組み合わせたり削ったりする中で、理想世界がまさに集約されるような言葉にしていきます。

3.ブランディングの手法その2|ブランドコンセプトの体現

では、続いて、ブランドコンセプトを作り上げた後の話をします。

3-1.ブランディングと職分の追求

ブランドコンセプトを作り上げた後は、そのブランドコンセプトを体現していく必要があります。

当然ですが、ブランドコンセプトの体現がなければ、ブランドなんて作り上げようがありません。

サザコーヒーも、なぜ、ブランドになっているかといえば、究極のジャパンコーヒーを実際に体現しているからです。

例えば、コーヒー豆でいうと、世界中から良質な豆を直取引しています。

ケニア、エチオピア、インドネシア、フィリピン、ブラジル、グアテマラなどに実際に足を運び、豆の質だけでなく、栽培者の人がどんな想いでコーヒー豆を育ているのかも見るそうです。

また、極め付けは、コロンビアに自社農園を持っているということです。

サザコーヒーの自社農園
画像出典:http://www.saza.co.jp/

いくら美味しいコーヒーを作りたいからといって、まず、喫茶店で自社農園を持つなんてあり得ません。

しかも、コロンビアに自社農園を所有するとなった時は、コロンビアは内戦状態でした。

いつ命に危険が及んでもおかしくない環境でも、ただ、究極のコーヒーを作りたいという想いで、コーヒー豆を栽培したのです。

その努力は結実し、コロンビアのカウカ州の品評会で優勝するという快挙を成し遂げました。

また、自家焙煎機も所有しています。

この自家焙煎機は、購入した当時の年商の2倍もするほどの高額な焙煎機だったそうです。

そして、水は、地下水から汲み上げ、NASAでも採用されてる逆浸透膜浄水器でろ過して、不純物を取り除いたものを使用する徹底ぶりです。

バリスタの育成にも力を入れていて、2018年、東京ビッグサイトで開催された「ジャパンバリスタチャンピオンシップ」という全国大会では、トップ5の3人がサザコーヒーの店員という結果も残しました。

そりゃ、これだけ体現していれば、お客さんは口々に

サザコーヒーは香りや味がダントツに違う

というわけです。

だから、ブランドコンセプトを作り上げたら、その世界観を追求していく姿勢が、かなり重要になってきます。

3-2.ブランディングの第一歩

ブランドコンセプトはまさに体現できているに越したことはないのですが、

  • 資金不足
  • 経験不足
  • スキル・知識不足
  • 実績不足
  • 人材不足

など、現実的に様々な制約があり、体現が即座に無理な場合もあると思います。

というか、そういう場合の方が多いと思います。

でも、重要なのは、理想世界を体現しようとする姿勢であり、今の制約の中でやれることをやることが重要です。

サザコーヒーも最初から、あんなコーヒーを実現できたわけではありません。

創業から今の味にたどり着くのに50年かかっているのです。

世界中でコーヒー豆を直取引するようになるのにも、自家焙煎機を持つのにも、自社農園を持つのにも、とてつもない時間と労力がかかっています。

最初から今の良質な豆を取り扱っていた訳ではないはずです。

では、最初は何をするべきなのか?

それは「信用作り」です。

例えば、サザコーヒーでは、「振る舞いコーヒー」というものを行ってました。

地域のイベントなどに積極的に出かけていっては、サザコーヒーを無料で振舞っていたのです。

それは今でも続けていて、地元に「勝田全国マラソン」という大きなマラソン大会があります。

勝田全国マラソン
画像出典:https://hitachinakacity.wordpress.com/

サザコーヒーではそこで、20年間、無料でコーヒーを配り続けていました。

それで、企業の人々に「サザコーヒー」という名前を覚えてもらって、何かの時にあそこのコーヒーを使おうとなって、選んでもらえたのです。

機能や品質や素材やデザインなども重要ですが、今の時代はやっぱり「この人から買いたい」と思われることです。

そのためには、まずは、お役立ちすることです。

お役立ちというのは、今、どんな状況にいても、誰もがやれることです。

僕自身、デザイナーとして活動を始めた当初は、そうしてました。

ホームページ制作をメインでしていましたが、僕のメールマガジンに登録してくれた人には、Web集客について解説した動画なんかをプレゼントしたり、相談に無料で乗ってたりしました。

デザイナーなんて、今の時代、掃いて捨てるほどいます。

僕より技術力があるデザイナーも腐る程いるでしょう。

ですが、「中江さんにお願いしたい」と言ってきてくれるのです。

そこに他のデザイナーとの比較・検討はありません。

理想世界への共鳴もそうですが、信用ですら作り上げれば、ブランドになることができます。

日本には江戸時代から数百年も続くような老舗企業が世界一ある国ですが、その源流となる商人に「近江商人」がいます。

彼らがやっていたのは、「行商」です。

肩に天秤を担いで、自分が住んでいる近江の特産品を他の地域に行って売りさばいていました。

でも、最初は信用がないため、ほとんどの人が買ってくれません。

だから、彼らはとにかく、その地域の困りごとを見つけては、手伝い、それによって信用を作り、商品を買ってもらったそうです。

そうして、信用を作り、利益を上げ、その利益を更に、理想世界の体現に向けて再投資する。

これがブランドづくりのための鉄則ですし、誰もが歩める王道のルートなのです。

4.ブランディングの手法その3|ブランドコンセプトを伝える

ブランディングの手法の最後になりますが、「ブランドコンセプトを伝える」ということについて解説します。

4-1.インターネットを通じてブランドを発信する

ブランドコンセプトの構築によって作り上げたブランドの世界観は伝えていかないと伝わりません。

開運カットの美容院も、サザコーヒーも伝えるからこそ、初めてその価値が上がります。

だから、ブランディング の手法としての最後のステップとしては「ブランドコンセプトを伝える」ということになります。

ブランドコンセプトの伝え方の中でも、一番手軽でもっとも多くの人に伝えられるのは、インターネットを通じて伝えることです。

そして、まず、最初に準備すべきなのは、ホームページです。

インターネットにはブログやSNSなど様々な媒体がありますが、あくまでもそれは入り口であって、最終的な誘導先はホームページです。

業種業態にもよりますが、大抵の場合は、ホームページにアクセスしてから、購入や来店や問い合わせに繋がるからです。

ブランドコンセプトを伝えるために、最低限作成すべきページというのは

  • コンセプト
  • プロフィール

の2ページです。

コンセプトは、作成したブランドコンセプトを掲載するページですね。

キャッチコピーとサブコピーを載せるようにするのと、後は、そのコンセプトを構築するに至ったストーリーも載せられると良いですね。

また、プロフィールページというのは、その組織の代表者、スタッフなどの「人」が分かるページのことです。

「どんな人」というのも信用に関わってくるので、必ず準備するようにしましょう。

ホームページを軽く見る人もいてるのですが、基本的には自分の会社の分身だと思って作るのが良いでしょう。

実際にその会社をインターネットを通じて知る人は、そのホームページしか判断材料がないため、慎重に作るのをオススメします。

もちろん、予算がない場合は自作するしか仕方がないのですが、基本的にはホームページ制作のプロの業者に依頼するのが良いです。

ただ、あまり中途半端なレベルの業者に依頼すると、世界観を表現しきれず、せっかく作っても作り直す必要があるので、業者選びには注意しましょう。

このケースは本当によくあります。

5~20万円程度のかなり格安でホームページを作ってもらって、中途半端なものが仕上がって、結局、数ヶ月後に嫌になって作り直すというパターンですね。

それだったら、お金を貯めておいて、50〜100万円以上かけて、腕のある人にホームページ制作を頼んだ方が良いです。

ホームページ業者を選ぶ際には

  • 過去の制作実績を確認
  • そのホームページのデザインの意図を聞く

この2点を実施すれば、大体、その業者のレベルがわかります。

もし、中途半端なレベルの業者だと、過去の制作実績のブランドコンセプトやデザインの意図すら説明できなかったりするので、そういう人には頼まないようにしましょう。

また、ホームページは作成した後の発信も重要になるので、インターネットを通じて、どう情報発信をしていけばいいのかということは、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ、ご覧ください。

4-2.ブランディングデザインで価値を伝える

また、「伝える」ということを考えると、ホームページに限らず、デザインというのは非常に重要な要素です。

デザインは、ブランドの価値を非言語で一瞬で伝える役割を持っています。

人間は、情報の87%を視覚から受け取るという研究結果があるくらいですからね。

例えば、これは今治タオルのプロダクトデザインです。

今治タオル
画像出典:http://imabari-towel.jp/

この写真を見るだけでも、このタオルの品質の高さというのが直感的に分かると思います。

実際に今治タオルは

  • タオルの名産地
  • 吸水性が凄い
  • 品質基準が厳格

という特徴があります。

デザインというヴィジュアルでブランドの価値を伝えられると、非常にブランディングが早く進みます。

例えば、このたった1分の映像を見るだけでも、今治タオルの価値はグンと上がると思います。

デザインということを考えるときには、タッチポイントをまず整理するのがオススメです。

つまり、お客さん支店になった時に、どの場面で、お客さんがそのブランドと接することになるのかを考えるということです。

  • Webサイト
  • ロゴ
  • チラシ
  • パンフレット
  • 名刺
  • ポストカード
  • パッケージ
  • プロダクト
  • 空間
  • SNS

など、考えると、様々あると思います。

できるのであれば、全てのタッチポイントで、ブランドの世界観というのは統一して、価値をも伝えられるようなデザインにするのがベストです。

このブランディングデザインについては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

5.ブランディング手法のまとめ

では、最後に今回のまとめをしておきたいと思います。

まず最初は、

  • ブランディングと差別化の違い
  • デザインではブランドはできない

など、ブランディングについての一般的な誤解についてお話しました

ブランディングとは単なる違いを生む「差別化」ではなく、比較検討すらされない究極の価値を生み出すことです。

そうしたブランドを作るためのステップとしては

  • ブランドコンセプトを構築する
  • ブランドコンセプトを体現する
  • ブランドコンセプトを伝える

があります。

ブランドコンセプトは、そのブランドの世界観を定義する役割を持っています。

そのブランドコンセプトこそが、そのブランドが目指す究極の理想であり、それを体現しようとし、それを伝えていくからこそ、多くの人が比較検討しない「ブランド」という存在として認知してくれます。

では、今回は以上になります!

お疲れ様でした!

                       

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